似てないデイ

なんか最近イチャモンばっか書いてる気がするんだけども(以前からそうだったという指摘は受け付けません)、最近モノマネ界で脚光を浴びている青木隆治なんだが、どうも評価に納得がいかない部分が多い。というか納得してない。


あらかじめ書いておくが、モノマネは何も「似ている」だけが正義ではないと思う。もちろん似ているモノマネが悪いということでもないが、あくまでモノマネはエンタテインメントの一環であるから、似ていなくても相手を楽しませてくれればそれでOKだと思う。たとえは古いが、ダチョウ倶楽部のモノマネなんてのは似ていなくてもミニコントが芸として成立していたからこそ面白かった。いや肥後の森本レオとかは似てたんだけども。


しかし青木隆治のモノマネは本格派を気取るにはあまり似ていなく、またエンタテインメントに特化しているかといえば全くそうではない。全然似ていなくもないけども、かといって驚くほど似てもいない。なんだろう、完全に中途半端だと思うんだが。男性で美空ひばりとかできることが重宝されてるというのも、個人的にはよく分からない。女性がやればいいだけの話だし、そもそもそんなに似てないんだもの。


父親は田村正和などのモノマネをするツートン青木である。ツートン青木のモノマネこそが「どれもそこそこ似ている」という、いわゆるテレビで華々しく活躍する一線級ではないが、パブなどでモノマネタレントとしては食べていけるくらいのレベルだ。息子の青木もその程度でしかないのに、なぜ父親とはこんなに違う扱いを受けるのかがよく分からん。


結局、顔なのだろうか。


JBU(Japan BUSAIKU Union:日本ブサイク連合)所属の自分としては、シャアのセリフばりになかなか認めたくないものではあるが、結局のところ「イケメン補正」がかかっていることによる過大評価なのだろうか。合コンとか教室とかでさほど芸のレベルは高くなくても、女の子からワーキャー言われるアレなのだろうか。全国のブサイクを代表していちテレビ好きとして言わせてもらうが、そのチヤホヤは余所でやってほしいんだけどなあ。


先日放送された「アメトーーク」のモノマネ芸人に青木隆治が入っていなくて心底ほっとしたのを覚えている。いやあの空気の中に青木が入ってくる余地なんか一ミリもないのだが、この時勢では登場しても不思議じゃなかった。さすがアメトーークと賛辞を送っておきたい。さらに言えば女性芸人も安易におかもとまりを起用せずに福田彩乃を登場させたあたりもなかなか憎い。正直上野樹里滝川クリステル以外はスベリ気味ではあったが、なかなかの奮戦だったと思う。事務所(アミューズ)のチカラじゃないと信じたい。


というわけで結論。青木隆治が一番似ているのは父親。