二律背反

貫地谷しほりが好きだ。尻相撲したい。

 

別に頭がおかしくなったわけではない。頭がおかしいのは元からであるし、ここはこういうことを書く場所だという認識のもと自分は書いているしあなたは読んでいるという相互理解で成り立っています。マトモなテレビ批評が読みたければいくらでも他にありますのでそっち行けばいいんです。

 

話を戻す。貫地谷しほりが好きなのは今に始まったことではない。「スウィングガールズ」の頃からずっと好きなので15年ずっと好きである。「スウィングガールズ」は自分のとても好きな映画で、DVDも持っているくらいだ。自分のDVD持っている映画は数えるほどなので、相当好きだと思ってもらっていい。なんか書いてたら見たくなってきた。

 

当時の貫地谷さんは劇中でギャルの役だったこともあり、実を言うとあんまりピンと来ていなかったんだけども(金八チルドレンであるところの本仮屋ユイカさんにやられてました。今もですが)、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」で最高に好きになりますよね。本当に面白い朝ドラでした。一方ユイカさんも主演で朝ドラ(「ファイト」)やってるんですけど、こっちは最高につまらなかったですね。それはまあいい。

 

ではずっと好きな貫地谷さんをいまさらなんで取り上げるのかといえば、

 

「近年の貫地谷さんはいい具合に加齢している」

 

という話である。どうしても女優という生き物は「あんたその年齢でその容姿とか反則過ぎるだろ」という人が多いです。例えば石原さとみは現在32歳ですが、世の中の32歳の頂点に君臨していると言っても過言ではありません。普通の32歳はあんなことにならないんです。もちろん石原さとみからすれば、美しくあることが商売ですから当然といえば当然なのです。しかし一方で劇中で「年相応」な役が与えられても「おいおい、世の中にそんな奴いねえよ」となってしまうんですよね。あれでアラサーと言われても困る。

 

そんな中貫地谷さんは女優としての美しさはありつつも、年齢相応の役が本当に似合う!今放送中のドラマ「スパイラル」では町工場の社長の役をやっているんだけども、これがまた町工場の娘感が出ていて最高だ。今にも潰れそうな町工場を何とかしようと奮闘する「くたびれた」感じ。これは石原さとみには出せない。

 

今年の正月に放送された「釣りバカ」のSPを今更ながら見たわけだけど、そこにも貫地谷さんが「離島の民宿の娘」で登場するわけですよ。釣り船乗ったりして。超似合う。あんな独身の娘がいる民宿はハマちゃんじゃなくても通うだろ普通。

 

年を取れば女優は事ある毎に「劣化」だと言われる。もちろん「本当にそういう人」もいるんだけども(誰とは言わないが)、多くの人は「年を取った」というだけである。それを「劣化」と取るか「いい具合になってきている」と取るか。これはもう主観になるけども、現在の貫地谷さんを後者として受け取れる自分は幸せだと思う。長いこと愛せるよ。

 

とまあ、ちょっといい人ぶって女性のエイジングを肯定するかのような書き方をしているんだけども、単純に「年取って少し肉づきのよくなった貫地谷さんがエロくて好き」というだけの話なのである。おっぱいの大きさが隠しきれない。間違っても本人の目に触れることがあってはならない文章である。そんなものをブログに書いてはいけない。分かってはいるのだ。読まれては困る。

 

しかしこの文章を本人に「プロフェッショナル」のナレーション風に朗読してもらいたいとも思っている。そう、これを「アンビバレンツ(二律背反)」と言うのですね。そしてあなたが思っている「死ねばいいのに」はおそらく「満場一致」です。