ナパチャット

ネプチューン名倉潤うつ病を公表し、2か月の休養を発表。

 

この一報を最初に見たときには結構驚いた。もちろんネプチューン名倉がうつになるなんて、ということもあるが、何より「うつ病であることを公表したこと」に驚いた。

 

芸能人のうつ病は決して珍しくはない。お笑い芸人もまたしかりである。やはり一番最初に思い出されるのはナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポンで何を話すのかな、と思ったらこういうときに限って岡村休みかい。それは仕方ない。

 

岡村の場合は復帰してからもうつ病という言葉を使わず(頭がパッカーンとなった、と表現している)、はっきりとうつ病であるとは言わなかった。ただまあ今となってはうつ病であることを特に隠しているわけではない。しかしそれは岡村の症状が良好になってから、という事情がある。特にお笑い芸人はその職業柄「笑わせる仕事の人が笑えなくなる」という真逆の状態になるわけで、公表するには勇気のいる話なんだということは容易に想像がつく。

 

しかし名倉はしっかりうつ病であることを公表し、そして休みを取った。英断であるとしかいいようがない。

 

うつ病の原因となったのは「椎間板ヘルニアの手術の侵襲によるストレス」だという。理由まで公表したのは「うつ病のきっかけは誰にでも起こりうること」として、うつ病に対する理解を啓蒙するような意味もあるのかもしれない。そしてネプチューンのメンバーである原田泰造は、10年前に藤原紀香と「ツレがウツになりまして」というドラマをやっている。原田が演じたのはウツになったサラリーマンだった。もちろん原田の場合は「うつになった人」の役ではあるが、疑似体験をした人間としては名倉に対して人一倍思うところがあったのだと思う(もちろんメンバーという意味も含めて)。今回の公表および休養の裏には、原田をはじめとした周囲のうつに対する理解が一般の人より深い(であろう)ことに関係しているのかもしれない。

 

とにかく名倉にはしっかり元気になってもらいたい。最近「しゃべくり007」も欠かさずではなくゲストによって見る見ないを決めてしまっていたが、見たときにはやはり名倉はそこにいてほしい。焦る必要はない。岡村同様また元気になって戻ってくるはずだ。

 

そして何より自分が言いたいのは、名倉は「嫁が渡辺満里奈」なのだ。タモリに「売れてるね、何で売れてんの?」と言わしめた女、渡辺満里奈。そんな嫁を持っている名倉が元気にならないわけがない。こういうときこそ根拠のない自信は必要だ。そして復活したあかつきにはタモリに「元気になったね、本当にうつだったの?」と言わせてほしい。