諦めたらそこで試合終了だよ

ブザービート 崖っぷちのヒーロー
山下智久主演のドラマ。月9。バスケのプロチームを舞台にした恋愛ドラマ。


夏だからこざっぱりとした恋愛青春ドラマが放送されることについては別にいいんです。そして20代男性はそのようなドラマを楽しめない領域に入っていることもなんとなく理解はしているんです。だからこのドラマを見て「ついていけん」と思うのはある程度仕方ないと思ってはいますが、それでも色々と自分なりの見所を見つけたので列挙しておきます。


山下智久の身長は174センチ(らしい)。さすがにバスケ選手としては低い。しかしヒロインである北川景子と並ぶとそれなりに大きく見える。これにはカラクリがあって、モデル顔で一見身長が大きいように見える北川だが実際の身長が160センチなので、山下との身長差は14センチ。視聴者が勝手に北川景子の身長を高めに補正するので、相対的に山下が大きく思えるという仕組。ちなみに相武紗季の身長は164センチでこれまたそれほど高くない。


北川景子の1年前(「太陽と海の教室」)からの変わらなさ。悪い意味で。


相武紗季がいわゆる「悪い女」の役なのだが、相武紗季本人に悪い女の素養が全くないらしく、演技の空々しさが目立つ。相武紗季のファン目線でいけば「彼女はそんな女性じゃないということが演技を通して伝わってくる。なんていい娘なんだ」ということになるが、そうでない人からすれば「ただ下手な演技」でしかない。品川庄司の品川じゃないほうと結婚した人くらいの性格の悪さが顔から滲み出ていればよかったんだろうけど。あと金子ノブアキの演技がそれに輪をかけて酷い。


・ロッカールームで裸を見せあったり、コーチの伊藤英明が無駄に風呂に入ってきたりと、女性向けの裸のサービスカットが多すぎる。なんで男性の上半身裸がオッケーで女性の上半身裸がNGなのか理解出来ない。もっとも相武紗季(あるいは小松彩夏)のきれい過ぎる脇が男性視聴者の欲求に見事に応えているとは思うので、あいこではあるが。


・はんにゃ川島にもセリフを与えてください。


大政絢の推されっぷりと、それに見事に応えない世間。事務所の思惑からすればもっと売れてるはずの人。


・相変わらず美しいミキティ


・最近の鈴木一真のヨゴレ役っぷり。


とりあえずこんなもんでしょうか。脚本は大森美香なのであまりに酷いことにはならないと思うのですが、いかんせんモテない男子高校生が見たら童貞をこじらせるような気がするんで、男子高校生は素直に「やりすぎコージー」見たほうがいいと思います。恋愛ドラマを真剣に楽しめることの出来る10代か、こんなドラマを見ても余裕でかわせる大人の女性は見ればいいと思います。