気付いてしまった

「千鳥のクセがすごいGP」を見ていて、気付いてしまったことがある。

 

水曜日のダウンタウン」で令和を自力で的中させたコンビとして一躍有名になったななまがりがネタを披露していた。ムーシー藤田としても有名な(有名な?)ボケの森下が次々と変なやつとして登場するネタ。

 

その中で「架空の下ネタ」を持って登場する変なやつが登場する。架空の下ネタはギンモといい、謎の塊で23cmある。ツッコミ初瀬の身長が180cmでギンモの7.82倍でありいやらしいと言って去っていく。ネタとしては初瀬が「計算早かった」というのがさらに面白いのだけど、今回はそこじゃない。

 

この後VTR明けでスタジオゲストだった川栄李奈(人妻子持ち)に千鳥が「架空なんでギンモって言ってもらってよいか」と迫る。そして川栄も架空なので「ギンモ」と言ってくれる。スタジオでは「言い方がやらしい」と盛り上がっていた。それでおしまい。

 

しかし酒を飲みながら上機嫌で「おもしれえなあ」と思って見ていた自分は、ふと我に返り、気付いてしまった。

 

 

これ、日常生活でも応用できるんじゃないか?

 

 

頭おかしいと思って人はそっとページを閉じてくださいね。以下続く。

 

まず最初に考えたのが、このギンモ同様「架空の下ネタ」を相手に言わせて興奮するパターン。これは自分が恥も外聞もない高校生くらいだったら実際にやっていたかもしれない。もちろんギンモでもいいし、なにかもうちょっと絶妙にやらしそうでやらしくない単語を考案し、それを大した理由はないけど言ってもらう。まあそんなコミュニケーション力が高校生の頃にあったら、そんな周りくどいことしなくてももっといやらしいことも出来たろうに、とかは思うけど、実行に移していても不思議ではない。

 

しかし自分もいい加減オッサン。さすがに日常生活でそんなことを言わせようとしていたら、下ネタではないけども「あいつガチでヤバい」という評価に直結するわけで、さすがにそんなことは出来ない。まあやろうと思えばできるけど。

 

となれば、もうこれは勝手に自分が意識改革すればいいだけである。日常生活にある言葉を架空の下ネタに仕立て上げればいいだけですね。例えば今のご時世ならば「テレワーク」。いったんテレワークの意味をバカにすれば、日常会話で「ここ最近はどのくらいテレワークしましたか?」と聞いて「週3回くらいですかね」と答えられたら「え?テレワーク週3回もやってんの?週3でテレワーク?」と興奮できるわけです。字面も反応もいたって普通ですが、自分の中では「あんな人が週3でテレワークやってるとかこれはもうめちゃいやらしいじゃないですか」となる。もちろん興奮はその時点でおくびにも出してはいけない。出したら逮捕。

 

そんな「セルフ架空下ネタ変換術」が日常生活で出来たら、もうこれは最強。AVいらず。普段の生活がエロスで溢れ、ただテレビで流れる何気ない会話が全てエロスに。身が持たないかもしれないが。

 

しかしななまがり森下のキャラくらいヤバい人である自分は、さらにこんなこと考えちゃうわけです。

 

あれ?この真理に気づいている人はもう世界に何万人と存在するのでは?

 

だって自分くらいのしょうもない人間でもこの世界の真理に到達してしまうのだもの、自分以前にこの真理に到達している人たちがいないはずがない。しかもそんなことにいとも簡単に気付けてしまうのは、そりゃあ頭の回転が速くキレ者に決まってますね。しかもその事に気づいた人間だけが、そのエロスを共有し皆で興奮する。そんなことをしている人たちが世界にはいますね。

 

そう、メンサです。

 

メンサとは自称「人口上位2%の知能指数 を有する者の交流を主たる目的とした非営利団体」を標榜していますが、その実際のところは「セルフ架空下ネタ変換術を自由に操る集団」だったのです。こんな集団であることを大っぴらに開示してしまうと恥ずかしいので、気取って「知能指数高い集団」を名乗っているんでしょう。だってよく考えてほしい。メンサって名前がそもそも架空下ネタっぽいじゃないですか。堂々と架空下ネタを名乗っている大胆不敵な集団、それがメンサ。

 

「セルフ架空下ネタ変換術を自由に操る者の交流を主たる目的とした非営利団体」だとすれば、こんなに合点がいくことがない。たまにテレビで「メンサの会員です」みたいな人間が登場しますが、何を堂々とメンサであることを名乗っているのか。今後自分はメンサの会員と名乗る芸能人は、全てななまがり森下みたいなもんだと思って見ることにします。

 

ななまがりのネタ以上に頭おかしいことを書いてる自覚は、ある。