終わりよければ、とは

3年B組金八先生ファイナル」の放送が決定。


ドラマの中での設定ではあるが、今年で金八は60歳。つまりは定年ということになる。だからこその特番でもっての「ファイナル」なのだが、わざわざやらなくてもいいんじゃないかというのは金八ファンの総意ではなかろうか。いや、やるにしても小山内美江子が脚本なのかどうかに尽きる。もう小山内さんは書かないのか。


第8シリーズはお世辞にも視聴率がよかったとはいえず、個人的には「地味な佳作」が多かったように思うのだが、いまいち盛り上がりに欠ける部分もあり、完全に尻すぼみで終わってしまった。その時の自分の感想を読み直しても「もう金八はないな」と書いている。そのくらいに盛り上がらなかったのだ。


しかし今回の放送が決定。「渡る世間は鬼ばかり」もファイナルだから、金八もついでにファイナルってな気がしないでもない。またニュース記事によれば過去の卒業生がたくさんでてくるらしいが、それだけのドラマになってしまうんだろうなあという雰囲気が満載だ。無理に作らなくてもなあと思ってしまう。上戸彩必須なんだろうなあ。ユイカさんも出してくれ。


今回この記事を書くにあたって、自分の第8シリーズの感想をざっと読み返したが、まあ驚くほどに覚えてない。第8シリーズの卒業生の出世頭が忽那汐里というのも微妙すぎる。草刈麻有ではないだろう。ジャニーズではもっとない。一番目立ってたのは逮捕されとるし。全体的に微妙だったんだなあと今更ながら。


「金八」も終わるが、「フレンドパーク」も終わるし「恋のから騒ぎ」も終わる。アナログ放送も終わる。テレビの何かが確実に終わろうとしていると、最近全然テレビを見れてない人間がいうことほどおこがましいこともないと思いながら、金八ファイナルを見てしまうんだろう。