不幸自慢大会

明石家サンタ」をほぼ意識が飛びかけた状態で一応最後まで見た。


朦朧とした意識のなかで覚えているのは「今年はやたら鐘が鳴るなあ」ということ。そして芸能人の割合が例年に比べて少なかったような気もする。あくまで意識が飛びかけた状態なので「気がする」でしかないんだけど。意識が覚醒した午前3時ごろ、ほぼ番組の終わりだったのだが、八木さんが「今年はあまりに深刻すぎて笑えないものが結構あった」とのコメントを告げたのは見た。まあこのご時世じゃあそうなるわな。


自分が年齢を食ったせいもあるかもしれんが、毎年この番組に対する期待値は下がっていき、そしてその期待値を上回る面白が登場することもなくなった。番組の寿命はとっくに尽きていると思う。年に一度というお祭り性が辛うじて番組を繋げているものの、さすがにその役割を終えるときが来たのかなと思わないでもない。


それより「笑ってコラえて」のSP版でさんまが瀬戸内寂聴に恋愛観を古臭いと一刀両断されていたほうが面白かった。瀬戸内寂聴など全くもって好きではないが、自らケータイ小説を書いておいて「もう嫌」とのたまうアグレッシブな発言がさんまに対してなされたことは素晴らしい。さんまは自分の恋愛観を絶対かのように語るが、はっきり言ってただの押し付けでありいい年こいて鬱陶しいことこの上なかった。誰かがガツンと否定しないかと思っていたが、まさか寂聴がやるとは思わなかった。