おもしろ親子

ぐるぐるナインティナイン」に石田純一いしだ壱成


最近ではバラエティ番組に芸能人の家族が出演することも増え、親子共演はさほど珍しいことではなくなったけども、石田純一いしだ壱成という組み合わせは自分の記憶の中では初。50歳を過ぎてからなぜかますます好調な石田純一と、おクスリで捕まって以来復帰したけどイマイチパッとしないいしだ壱成。本来ならば全く逆の売れ方をしていてもおかしくない二人なのだが、どこをどう間違ったのか、売れっ子の父親と落ち目の息子という構図でしかも「ぐるナイ」で共演。全てが清々しいほどに間違っている。


個人的にはなぜ世間はこの共演にお祭り騒ぎしないのかと大いに疑問なのだが(少なくとも日テレはもっと盛り上がってもいい)、それだけの面白さがこの放送にはあったように思えた。ぐるナイの恋人選び企画で、一番最後まで選ばれなかった人が全額オゴるというもの。石田親子対決は壱成惨敗という結果に。最後まで壱成を選ばなかった理由は様々であったが、その根底には「おクスリで捕まった落ち目の俳優はちょっと…」という女性の偽らざる本音が見え隠れ。なんて残酷なんだろう。もはや「フェミ男」という言葉は死語なのか。