謝罪

ラジオ番組で「35歳になるとお母さんの羊水が腐ってくる」と失言した歌手、倖田來未(25)が普段のエロかっこいいを封印し、全く違ったいでたちで「スーパーニュース」(フジ系)の取材に応じて謝罪の意らしきものを表明した。


「どうも、吾輩が倖田來未だ。」

「えー、この度吾輩は謝罪ではなく訂正をしたいと思う。確かに吾輩はラジオで『35歳になるとお母さんの羊水が腐ってくる』と発言したが、あれは間違いだ。正しくは『10万35歳になると悪魔の母親の羊水は腐ってくる』である。吾輩の発言で誤解なさった人間の女性には大変申し訳なく思う。但し吾輩は間違ったことは言ったつもりはない。悪魔は10万35歳から母親の羊水が腐ってくるのだ。医学的根拠はないが、事実である。」

「それではインタビューに応じよう」


――今の胸のうちは

「まあ確かに“10万” と“悪魔の”を省略してしまったことは軽はずみな発言だったかもしれない。どれだけ普段、自分が人間界に馴染んでいたのかを改めて感じた。ただ、自分の言葉で傷ついたとうそぶく人たちには「その程度で傷つくオマエラ人間の羊水も腐らせてやろうか!」と言ってやりたい。インターネットで『悪魔の羊水』を調べたら、まったくそういう記述は載ってなかったので、これを機に覚えておいてほしい」


――発言の真意は

「高齢になってくると出産が大変とか、吾輩なりに興味があったので、吾輩の従者(マネージャー)に、早く悪魔の子供を産んでほしいという気持ちを伝えたかった。ただまあ、別にラジオで言うべき発言ではなかったと痛切しておる。」


――辛かった反響は

「それは人間の母親の言葉だろう。『37歳で妊娠しました』という方がいたが、悪魔基準でいけばまだ9万9998年は羊水が腐ることはないのだから、自信を持って出産に励んでほしいと思う。そんなことで自分を卑下してはいかん。もっとも誤解に関しては申し訳ないことをしたという気持ちはあるがな。」


――女性ファンを傷つけたのでは

「言い訳がましく聞こえるのは不本意ではあるが敢えて言わせて貰えば、普段から吾輩の言葉の使い方などがまずいと思えることはあるけどもなにせ悪魔なのだから言葉遣いが悪いのは当然といえば当然だろう。別に開き直っているわけでもないぞ。でも美しい言葉を使いこなす悪魔はそれはそれでおかしいではないか?吾輩は本当に心から、悪魔の非道さだったり、残虐さを(歌で)伝えてきたので、(発言に対して申し訳なく思うという旨の反省は)本当に思ったことではない。当然だろ。」


――母親になりたいか

「女性に生まれたので、自分にそういう資格が、環境を与えていただけるのなら、授かりたいと思います。(今回の騒動で)欲しくてもできない方がいることを、と改めて感じました」


――今後について

「ニューアルバム、『GIRLS' ROCK √Hakurai』じゃなかった、『Kingdom』買ってください。だって結局謝罪VTRも宣伝になるやん。な!」



不満しか噴出する余地がないあんなVTRをちょろっと流して謝ったことにするくらいなら、こういう悪ふざけにもほどがあるVTRを見たかったなあと思う次第。個人的には羊水発言よりも氷結で調子に乗って「we will rock you」を歌っていたことを謝罪してほしい。一連の倖田來未の報道にもいいかげん辟易してきたのでこれで打ち止めにします。