か〜ら〜の〜

チャーリーとチョコレート工場
同じティム・バートン監督にジョニー・デップ主演のタッグである「スウィーニー・トッド」の宣伝のために放送されたであろう「チャーリーとチョコレート工場」。日ハムファンにとっては「スウィーニー」は先発中継ぎと活躍してくれる貴重なピッチャーのことであるが、それはどうでもいい。


映画の内容としては最終的に「家族が一番大事〜」と大事MANブラザーズバンドの立川俊之が今にも歌いだしそうなオチではあるんだけど、そもそもが児童文学なので仕方がない。「ま、アメリカンだからこれでいいんだよな」と思ったらアメリカ映画であることには間違いないが、原作のロアルド・ダールはイギリス人だったりするので感想としては間違っているのかもしれない。


それはともかく、チョコレート工場の中に出てくるウンパルンパが全てディープ・ロイだった。自分は驚くほど洋画および海外の芸能に疎いというかそもそも興味がないので、ディープ・ロイが他のどんな映画に出ているかも全然知らない。だからこのウンパルンパとして登場するディープ・ロイのおっさんの顔は少なからず衝撃的だった。


ウンパルンパことディープ・ロイの顔をした小さなおっさんが群れをなして歌って踊るのがこの映画の見所のひとつではあると思うし、実際にちょっとした不気味さや皮肉めいた教訓をたれるのが面白いとは思うんだけど、自分にはどうしてもあの顔がアンタッチャブルの山崎のような気がして、歌い踊り終わったあとに「だ〜け〜ど〜」とか、アンタッチャブルの漫才のネタのごとくやってくるような気がして、映画の内容に集中できなかった。完全に見方を間違ったとつくづく思う。