両極端

白い巨塔」は相変わらずキャストが豪華でフジの気合がばりばり入っているのはご存知だとは思うが、その真裏にドラマをやっているのがTBSである。木10といえばTBSとフジが昔から良質のドラマをぶつけあってしのぎを削っていた枠であるが、TBSはもうそんなことは忘れてしまったのだろうか。

今日から始まったTBS木10のドラマ「ドールハウス」は巨塔の格調高さに比べて、これまた最高に安っぽい。

前の「マンハッタンラブストーリー」はそれなりに気合が入っていたのだが、いかんせん「数字はないが人気はある」宮藤官九郎脚本だったこともあってか、評判は上々であったものの数字では惨敗であった。だもんで、TBSもこの枠で巨塔と争うのをやめてしまったらしい。

本来なら9時にやってるサラ金サラリーマン金太郎)をぶつけてくるくらいの気合が入っていてもなんらおかしくないのだが、ここにドールハウスを持ってきたのは、完全に「白旗宣言」である。さだまさし真っ青。

もう、設定からキャストから、全てが安くて大安売りです。ドラマ界のドンキホーテですな。

逆にこれだけ「安い」ほうに振り幅が大きければ、誰かが振り返ってくれることでも望んでいるんだろうか。それもまた悲しい話ではあるが、その時間だけ何も放送しないわけにはいかないTBSのまさに「投げやり」な策であるともう断言しても良さそうである。

巨塔を見ているとドールハウスに出演している松下由紀がAUのCMに出現してくるのにはもう笑うしかない。



今日はもう「Berrys 工房」の「どこからともないうんざり感」が全身を支配しているので、ロクな文章でもネタでもなかったり。明日は頑張るよ。