ボジョレーヌーボーを飲む芸能人をあざ笑う

いやあ、今年もやってまいりましたボジョレーヌーボーの解禁日。

毎年この季節になるとボジョレーヌーボーが解禁になるわけですが、この行事の意義というのは「今年の『ヌーボー』の出来はどのくらいであるのか?」という「品評」を兼ねて、今年もワインが無事出来て良かったね、といういわば一種の「お祭り」なわけであります。以上「美味しんぼ」知識。

ワインを飲まない方でも「高いワイン」といえば「年代モノ」なんて言葉が想像できるように、本来ワインは寝かせることで熟成されるというもののようだ。しかし、このボジョレーヌーボーつうワインは出来たてホヤホヤを飲むわけですな。

これってそんなに美味しい飲み物なんですか?

自分はワインの味の違いなんぞよくわからん人間ですが、少なくともそんなに芸能人がこぞって「美味い美味い」言うほど美味しいものじゃないような気がするわけですよ。

なもんで、ボジョレーヌーボー解禁に群がる芸能人が自分には非常に滑稽に見える。何がそんなにありがたいのか。出来たてのワイン。そんなに新しいワインが好きなら、コンビニで売ってるようなワインでいいじゃない。寝かせるもへったくれもないやつ。
ま、それはともかく。

今年もボジョレーヌーボーのために集められた芸能人はあまた。

今年出てきた芸能人でもっとも注目すべき人物といえば辰巳琢郎でしょうか。去年は圧倒的に田中麗奈が面白かったのだが、今年は辰巳さんでしょ、やっぱり。何せ彼は名誉ソムリエである。

日本のソムリエ協会ってあっさり名誉ソムリエの称号くれそうである。だってボジョレー美味いとか言ってるやつが貰えるんなら、大して味がわからなくてもよさそうだし。まあ芸能人だから貰えるようなもんだけどさ、名誉称号ってのは。それにしてもお粗末すぎやしねえか、この事態。


そんな滑稽なボジョレー芸能人をあざ笑うのは自分だけではない。

今朝「ズームインスーパー!」を見ていたら芸能ニュースでこのことを取り上げていて、その模様が流れていたのだが辰巳が「いやあ、今年のボジョレーは92点くらいですかね。僕はめったに90点以上は出さないんですけどうんぬんかんぬん・・・・・・・」

( ´,_ゝ`)プッ

思わず顔文字を使いたくなるほど可笑しかったわけであります。

この後スタジオでもボジョレーの試飲が行われ、その場で「今年のボジョレーは近年のボジョレーのなかでも一番いい出来だそうです」と(多分大桃美代子が)言うと、福沢アナがその場で

ボジョレーヌーボーは毎年当たり年なんですね〜〜(大皮肉)」

福沢朗、核心をまさに「ジャストミート!」である。

「ズームインスーパー!」が何気に面白いのは、福沢アナがさりげなく毒を吐く瞬間である。

これは初代毒光(注:徳光)からバイオレンス留(注:福留)、そして福沢に脈々と受け継がれる毒だ。周りの浮かれ気分に冷や水をぶっかけるのは見ていて痛快なときがある。ともするとすごいイヤミになるのだが(いや、すでに十分イヤミだという話もあるが)ギリギリの線で踏みとどまっているこのバランス感覚はテレビの中で働く人間にふさわしいと手放しで絶賛してしまう。やはり福沢はただものではない。


あ、明日は小室の結婚披露宴でしたね。いろんな意味で注目。あと明日から2夜連続で矢沢永吉の自伝ドラマ「成り上がり」が放送されるので、以前に書いた矢沢に関する駄文を集中講義のほうにあげておきます。よかったらどうぞ。