バグではなく仕様です

先日ジブリアニメについて少し触れた。基本的にジブリのアニメは好きなんだけど、やっぱり納得いかない部分もあるという内容だった。

今回また触れることになる。金曜日に発売になった「千と千尋の神隠し」のDVDの映像が「全体的に赤みがかかっている」という苦情が多数舞い込んだらしい。

自分は劇場でもDVDでもその映像を見てはいないので判断できないのだが、劇場で見てそのDVDを買った人から「やけに赤みがさしている」という苦情が、相次いで販売店やレンタル元に入っているというのだ。そこでジブリ側(だったか販売元だったかは忘れたが)は今回のケースに対して「宮崎(駿)監督と相談してこの色合いに決めたので問題はないと思います」とコメントしたようだ。

主観による少数の人間の難癖のような抗議ではなく、大量に苦情が寄せられているのだから、まあそういうことなのだろう。ほぼ間違いあるまい。詳しい事実関係がわからないので一概に決め付けてしまうのはやはり問題があるような気もするのだが、別にこのページはジャーナリズムではなく投げヤリズムなので問題なかろう。

さて、このようなひと騒動に対し、ジブリは「仕様」であると言い切った。

ジブリ、ちょいと傲慢じゃなかろうか?

確かに苦情はあったのだし、「劇場版と色合いが違う」というのも事実である。しかし販売側はそれを「仕様である」と言ってしまい、半ば苦情を突っぱねた印象すら受ける。どうしてそんなことを言ってしまうのだろうか?きちんと謝ったほうがいいのではないか?たとえそれが仕様であろうとなかろうと、

金を出して買った側が文句を言ったならば「仕様」で突っぱねるのは反則ではないのか?

第一大半の人が劇場で見たのに感動して買っているわけであって、それが劇場版と違ったら苦情が出るのはごく当然の話だと思う。なのに何の説明もないまま発売した点に、既に抜かりがあったとしか思えない。どう考えても非は製作側にある。

で、この対策として販売店の一部では交換を受け付けるところも出てきたようだが、発売側が態度やDVDを是正しない限りはムダなものになってしまう。今まで散々儲けておいて「これは対応できません」なんて言ったら暴動が起こると思うのだが。制作側はちゃんとした誠意を見せるべきだろう。

しかし、これだけさんざ悪口とも批判とも取れることを言っておいて

来週の金曜ロードショーの「となりのトトロ」は見ちゃうんだろうな。

おまけ。
前田吟がキャスターを降板するという話題の時に「前田吟の存在意義はあったのか?」という話をしましたが、「キネマ旬報」の「伊藤俊人氏追悼コラム」にて以前伊藤氏と共演したことのあった前田吟スーパーモーニングの中で哀悼のコメントを述べていたという事実が発覚した。

それだけで吟の存在意義があった。

よくやった、吟。つうか自分は何様なんだ。まあいいや。

それと同時に忘れてはならないのは、彼の死を冒涜するような「アッコにおまかせ!」の出演者の態度である。非常に不愉快だった。自分は芸能人ではないので言わせてもらおう。

和田アキ子など恐るに足りん。(強気)