今週の平岩紙(大盛り)

http://search.yahoo.co.jp/search?p=膣???<?????&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=


冒頭からいきなり何の話だ、とお思いでしょう。はてなダイアリーには編集画面にこのサイトにどうやって飛んできたか分かる「リンク元」が表示されるのですが、これは先日の当ブログのアクセス元が一番多かったリンク先なのであります。まあ実際はお気に入りに登録してくださっている方が一番多いはずなのですが、リンク先から飛んできたのはこのアドレスが1位。


しかしまあ奇妙なリンク元であります。アドレスの冒頭からヤフーの検索だということはすぐに分かりますが、その検索ワードが判然としません。なにやら「膣」と書いてあるじゃありませんか。いくら当ブログが下ネタを厭わないとはいえ、文章中にしょっちゅう「膣」なんて言葉が出てくることはありません(出てきたことがないとは言いません)。


自分で話を引っ張っても仕方ないので書いてしまうと、当然にこれは文字化けのせいであり、実際に「膣」という言葉で検索されているわけではないのです。では実際はどんな言葉で検索されて我がサイトに飛んできたというのでしょう。それは


紙ちゃん


であります。


このサイトに限らず「紙ちゃん」といえば、当然に女優の平岩紙を指すわけです。ではなぜ「紙ちゃん」という言葉が昨日それほどまでに検索されたのか。あくまで推測に過ぎませんがおそらく間違いのない理由。それは昨日「タイノッチ」の1時間SPが放送されたからです。


北海道では普段「タイノッチ」は木曜の深夜に3週ほど遅れて放送しているのですが、昨日に限ってはキー局と同じ時間帯でSPの1時間を放送。つまり北海道民からすれば時系列順の放送ではなかったわけです。でまあここが推測になるのですが、おそらく他の地域でも同時多発で「タイノッチ」の1時間SPが放送されたのではないか、と。仮にそうでなくても首都圏同様にキー局と同じ時間帯で放送されている人たちがたまたま「タイノッチ」を見て、あのすっとぼけた女性は誰なんだろう、と思って検索したに違いないのです。


でまあ、マクラは長くなりましたがここからは通常の「今週の平岩紙」になります。北海道でも放送された1時間SPの感想であります。


タイノッチ第38話となる「かんたんスタジアム」。過去に放送された「パーフェクトクイズ」「プチチャレンジ」を融合させた企画で、誰でも出来る簡単なクイズやゲームを10秒以内に100個出来れば100万円というもの。要するにプレッシャーとの戦いなわけですが、ここで紙ちゃんは序盤に抜群の「不安定感」を出したのです。

今は何世紀?

という簡単にも程がある質問で、紙ちゃんは

20世紀

と最初に答えたわけです。10秒以内に正解を出せばセーフというルールに救われ、ちゃんと21世紀と答えなおしましたが、一発ルールなら完全にアウトでした。


メンバーに「なぜ21世紀と答えなかった?」と尋ねられると「21エモンが未来の漫画だったから……」という答え。「21エモン」とは藤子・F・不二雄が書いたマンガのことであり、確かに執筆当時は未来の、21世紀(2018年)が舞台のマンガなのであるが、だからといって今がまだ20世紀つうことにはならない。完全にすっとぼけである。そりゃ「ちゃんとしてね」と言われる。


さらにこんな問題。

徳川家康江戸幕府何代目の将軍?

というこれまた鼻水が出るほど簡単な問題。しかし紙ちゃんは

21・22・23・24……

と、先ほどの「21世紀」という答えに引きずられるように、存在していない代から数え始める(いわずもがな徳川は15代が最後)。そして当たらないと分かるや慌てて1から数えなおし。答えは「1」(初代)であるから、適当にカウントしたのが正解ということになった。


こんな紙ちゃんのすっとぼけっぷりを見て、ジュニアが一言。

ホラーですよ

言いたくもなる。


この後は徐々に落ち着いてきたのか、それほどすっとぼけることなく正解を量産。途中に

本日は7月28日火曜日。では三週間後は何曜日?

という問題が出題。それに対して紙ちゃん

火曜日やろ!(キレ気味)

周囲からたしなめられていましたが、個人的にはなんか可愛かったです。


あとの見せ場と言えば、国分が「これは誰でしょう?」という出題で、紙ちゃんが先日まで出ていた舞台「R2C2」で演じていた鰤谷P子というピンクのカツラを被った紙ちゃんに時間ギリギリまで気付かなかったところ。あれで不正解になってたら紙ちゃんとしては微妙だもんなあ。ギリギリでも正解が出て良かったと思います。


1時間SPというものの、やってることはいつもの「タイノッチ」。しかしここ最近の「タイノッチ」での目立たなさを払拭するかのような不安定っぷりで紙ちゃんは大いに目立っていた。その結果「紙ちゃん」というキーワードで検索した人がうちのサイトに飛んでくるんだから面白い。


これを機に紙ちゃんに興味を持った人は、手前味噌ながらこれを読んでみてほしい。きっと紙ちゃんの「なんだかよく分からない感じ」が掴めるんじゃないかと思います。それに飽き足らない人はこちらもどうぞ。


というわけで長々と書きましたが今週の平岩紙
・「赤」のイントネーションが関西なので「あか↑」と尻上りになる。

知らぬが花

徹子の部屋
アンタッチャブル。なんか既に出ていたような印象があったがまだ出ていなかったようだ。


アンタッチャブルと徹子の攻防は自分から見れば「引き分け」というとこで取り立てて書きたいこともない。しかし自分が気になったのは「徹子本人が芸人殺しであることをなんとなく理解してきている」ことだ。


以前から「徹子の部屋」に出た芸人は徹子によってぶった斬られてきたことは一部のお笑い好きには有名な話であったが、それを世の中に広く知らせたのはやはり「アメトーーク」の功績である。つい先日発売されたDVDにも「徹子の部屋惨敗芸人」が収録されている。


こうなれば自ずと徹子の耳にも「自分が芸人殺しをしている」ことはなんとなく耳に入ってしまうわけだ。となると徹子だって少なからずは意識をする。ていうか今回ははっきりとアンタッチャブルのネタ前に「自分が笑わない」だとかいう話を自らしていた。完全に意識してしまっている。


徹子ほどの人間になれば、意識しようとしまいと面白いと思う芸人には素直に笑うし、そうでない芸人にはやっぱり笑わないだろう。基本的にあまり気を使わない。そして意識したところで故意にぶった斬ることも褒めることもしないだろう。だから意識していることにさほど問題があるわけではないんだけど、自分にはやっぱり「バレてしまったことによる変質」があるような気がしてならないのだ。


「バレてない面白さ」ってのは間違いなくある。周囲は全員カツラであることを知っているにも関わらず、カツラの人が「バレてない」と思って振舞う姿はやっぱり面白い。「あの人バレてないと思ってるよ」と楽しんでいることがバレるかもしれないという緊張感がさらに面白さを増幅させるのだ。


同様に、徹子が無自覚に芸人を斬りまくっていることを我々が楽しんでいることが、徹子にバレてるのとバレてないのでは、やっぱりバレてないほうが面白いんだよなあ。徹子がどんな振る舞いをしてくるんだろうという緊張感があり、その緊張が崩れたときに大きな笑いに繋がる。しかし徹子がある程度知ってしまった以上は、もはやその緊張は維持できない。


徹子の部屋芸人」は視聴者に「芸人が出たときの徹子の部屋」の見所や視聴方法を教えてくれた。しかし同時に徹子に「どう見られているか」も教えてしまったのだ。これは結果的に良かったことなのだろうか。