GAKKARI

去る5月に行われたロックフェスOzzfestJapanにて、アイドルとして登場したももいろクローバーZの百田夏菜子は、「見てから決めろ!今目の前にいるのがアイドルだ!」と聴衆を挑発し自らのパフォーマンスを見せつけました。超カッコイイです。


というわけで自分も、ももクロイズムと言いますかモノノフイズムといいますか、「見ないで決めることはしない」という旨、今回の更新に至ることになりました。


今週の「しゃべくり007」水嶋ヒロを見ましたよ、ええ。


本来であれば「誰が見るかこんなもん」と唾棄して然るべきなコンテンツではあるんですが「ここで見ないで批判したらKAGEROUだぜ!」なんていう気分になりまして、とりあえず録画はしたわけです。ここまでで自分を自分で最大限褒めてあげたいのです。しかもちゃんと見たんだから偉い。東京五輪決定で「おもてなし」をした滝川クリステル並に偉いと思います。


いやあ、これが見事につまらなかった。これならば見ないでバカにしたほうがマシだと思うくらいにつまらなかったですよ。よくもあんなもん放送できたもんだよなあと思いました正直。これ自分の水嶋嫌い補正がかかっていなくても同じ感想だったと思います。


なにせ「3年ぶりのバラエティ」とか言って登場した割には、「その間何をしていたのか」に対する質問は一切なし!そりゃ水嶋側からのNGが出ていることは想像に難くないのだが、そんなんだったらこの場に出てくる意味なんかひとつもないだろ。「KAGEROU」という面白ワードはおろか「作家」「斉藤(水嶋の本名かつペンネーム)」「絢香」「オヅラ」なんて言葉が一切出ない!ここは戦中か?言葉狩りか!くらいの勢い、というのはウソだけども、まるで3年間は優雅に海外留学でもしていたかの勢いで涼しい顔。すげえ。ある意味すげえ。


水嶋がアボガドを毎日食おうが赤いパンツをはいてようがそんなことはどうでもいい。「実はあの小説、『KAGEROU』つうか『KAGEMUSHA」ですねん」とか「映画『黒執事』よりもうちの嫁さん『黒乳首』ですから!残念!」とか、「オヅラさんにはうちの嫁『Believe』してもらえませんでした」とか、小説家ギャグとか嫁ギャグとか、3年前よりも格段に広がった水嶋ヒロワールドがあるというのに、それを一切使わない愚行。使わなくてもやっていけると思っているところがまだ3年前の思考なんだよなあ。もう世間はそんなヒロさんを忘れてるよ。


なんなら今新たに使える「剛力ギャグ」なんかを放ってもよかったはずだ。「黒執事つう映画なんですけど、キャスティングには執事以上に黒い何かが剛力、いや強力に働いてましてねー」とか「ま、僕には「友達より大切な人」なんてのはいないわけですが」とか、いろいろ言えたはずなのに。何が「早すぎる宣伝」だよ。単に「顔を売りたいがために早々と番宣を言い訳にした復帰」じゃねえかよ。そんな言い訳できるくらいならこのくらい言えただろ。


もうね、「接待007」とかいう名前をつけとけばよかったんですよ。それか1分に1回「KAGEROU」って語尾につけるだけでも相当面白かったはずです。とにかく水嶋ヒロ水嶋ヒロで活動する限り自分は「KAGEROU」という単語を使い続けますよ。本人および嫁さん、ポプラ社、かつてうちのサイトでこの話題を書いたときに掲示板に難癖つけてきたブス(断言)が全てを忘れようとも、水嶋ヒロは「KAGEROU」の呪縛から逃れられない。戒名にも「KAGEROU」と当然ローマ字表記で入れるべきなのです。親族が嫌がっても自分が500万くらいでねじこんでやりますから。


とにかく、毒にも薬にもならないクソみたいな放送を毒々しく書き連ねている自分の精神状態は大丈夫なのか、という疑問はぶん投げておいても、水嶋ヒロが「なんかごめんなさい」というまで自分は「KAGEROU」という単語を使い続けていこうと思う。歌舞伎役者のように「よ、KAGEROU」と水嶋を見かけた人は叫んでほしい。「KAGEROU」をいじられる覚悟もなしにテレビに戻ってくるとはいい度胸だ。