時代は廻る

わが家の歴史
とりあえずまだ第2夜までしか見ていないんですが(三谷幸喜は「是非リアルタイムで見て欲しい」云々言ってましたが、金土日と合計7時間をリアルタイムで見るのはさすがに無理がある。一週間で1時間づつ、というのならまだしも)、特別な事件が起こるわけでもないドラマ。今まで自分が三谷幸喜に期待したような「funny」の面白さはないが、ドラマとして延々と見続けていられるという意味での面白さは抜群である。まああれだけ豪華なキャストだから当然といえば当然ではある。かといって豪華な出演陣がいれば面白いドラマが出来るかといえばそうではないことも知っているんだが。


新選組!」の時もそうだったが、史実に基づいて「この時期にはこんな人が同じ場所にいたんだから、もし出会っていても不思議ではない」の思想のもとに、色々な歴史上(というにはあまりに近いが)の人物が出てくるのは自分は結構好きだ。ドラマとして「いいウソのつき方」だと思う。なんというか、夢のある話じゃないか。「んなわけねえだろ!」と突っ込みつつも悪い気はしない。


そんな心暖まるドラマの中で唯一大笑いさせてもらったのが、美空ひばりとして登場したさくらまや師匠。いや美空ひばりが子供時代で出てくるならこれはもうさくらまや師匠を置いてほかに誰もいないんだけども、かといって実際に美空ひばりとして出てくると、それはもう完全にこちらを笑わせにかかっているとしか思えないあたりが素晴らしい。うっかり「大漁まつり」を歌ってほしかったくらいだ。


あと、柴咲コウって全然好みのタイプじゃないんだけども、このドラマの魅力の半分は柴咲コウで成り立っているような気がするから不思議です。まだ最終夜を残しているんだけども、これも間違いなく面白いだろう。とりあえず今回も番宣でフジに出まくっていた三谷さん、お疲れ様でした。今回もついうっかり「いいとも」を見てしまいました。


追記:最終夜も見ました。なんか最後は「わが家」より「つるちゃん」の歴史のほうが面白くなってしまったが、それでよかったんだろうか。まあ単純に最後のシーンは感動しましたけどね。しっかし加藤清史郎はなんか腹立ちますね。あと平成ノブシコブシの吉村をキャスティングした人に「なぜ?」と聞いてみたい。なんか絶妙でした。