イノセントワールド

堀北真希主演の月9。「ラスト・フレンズ」と同じ脚本スタッフで主題歌も同じく宇多田ヒカルが歌っている。


あまりラストフレンズを意識した見方をしないほうがいいのではあるが、ラスフレ同様題材はベタ。不幸な主人公(堀北)の前に現れた笑顔が素敵な男性(北川悠仁)。しかしその男には植物状態の恋人(内田有紀)がいて、その周囲を取り巻く人間もなにやら不幸になりそうな要素を背負っている。設定だけは一昔前のドラマと言ってもいい。


基本的に暗い顔が似合う堀北とは対照的にほぼ笑顔の北川。かつて役者をしていたとはいえ、本格的なドラマは初出演と言ってもいい北川の演技はそこそこ。ドラマの役からして笑顔が良けりゃそれでいいみたいな部分はある。そんなことより成宮寛貴に北川が好きみたいな素振りをさせるのはこれ本人的に大丈夫なんでしょうか。気のせいでしょうか。


初回はやたらと堀北の不幸を強調した作りになっていた。そこには明確な意図があるのだろうけども、いかんせん初回から不幸の連続は辛気臭くてたまらない。ドラマが面白くなる前に脱落者が多くなりそう。初回で「つまらん」と言ってしまうのは簡単だが、やはり1ヶ月くらいは様子を見るべきだと。