大きなお世話サマー

自分は「ネプリーグ」という番組が非常に好きです。


今フジはウィークデーの19時から全ての曜日にクイズ番組を配置しており、クイズ番組好きの自分ですら正直うんざりではありますが、こんな編成になる前から放送されていた「ネプリーグ」はなるべく欠かさず見たいと思っている。


クイズ自体はえらく単純。しかし毎週見ても不思議と飽きることはない(但し3時間編成だと飽きる)。その理由は色々あるんだけど、その最たる理由はレギュラーで毎週やっているにも関わらずネプチューンの3人が非常に楽しそうに解答しており、加えて出演者もみな楽しそうなのだ。その楽しさが画面から伝わってくるのがいい。個人的にはバラエティ番組のひとつの理想形であるとすら思っている。


だから、「ネプリーグ」を見ているときは上機嫌ですし、あまり不快になることはないんです。でも、5日に放送された「ネプリーグ」で、かなりイラっとすることがあったのでこれは書いておきたいと思います。


その理由は、女子アナ。


女子アナがタレント気取りの会社員であることを今更批判する気はないんです。世間がそう望んでいる部分もあるし、テレビ局はそれを承知でタレントもどき(あるいはタレント経験のある人間)をアナウンサーとして採用する。もはや誰が悪いとかそういう次元ではない。だから女子アナが学歴だけあるただのタレントになっていようと個人的には一切構わない。


ただ、「テレビ局に勤めている人間」として、地上波アナログ放送の終了日が分からないというのは許せないのである。


ネプリーグの1コーナー「ファイブリーグ」(5人が答えが五文字となる問題の答えを一文字ずつ担当して答えるクイズ)において、フジのアナウンサーで構成されたチームに、地上波アナログ放送の終了日「□□□□年□月24日」という5マスを埋める問題が出題された。正解は2011年7月24日である。24日という日付まで知らなくても「2011年7月」くらいはそんなに難易度の高い問題ではない。この問題の後ろ二つ(11年の1と7月の7)を戸部洋子アナと斎藤舞子アナは見事に間違ったのである。


これが仮に視聴者に対する問題であり、答えられない人が多かったならばそれは総務庁の宣伝不足を詰られることになるんだろうが、テレビに出演している人間、しかもあろうことにテレビ番組を作っている側の人間が間違うというのは一体どういうことか。これには正直イライラした。


殆どメリットのないデジタル化を甘受しなければならないのは視聴者で、作っているほうにはさほど影響はないのかもしれない。だからといってあれだけテレビ局で宣伝しているアナログ放送終了の日時を知らないのは言語道断だろう。別に女子アナが一般常識なんか知らんでもいいさ。でも自分の業界に密接に関係しているアナログ放送終了の日時くらいは最低限知っておけよ。視聴者バカにしすぎじゃねえのか。銀行員が億の次の単位を知らないようなもんだぞ。ありえないだろ。


大阪府知事である橋下徹の「橋下」が漢字で書けなかったのにも充分衝撃的だったが、個人的にはアナログ放送終了日時を知らない人間がテレビ局に勤めているというほうが衝撃的だった。地上波アナログ放送終了前におまえらがテレビの前から姿を消せ。