がっかり聖火リレー

北京五輪聖火リレーに関する一連の報道は何と言うか、「だったらやらなきゃいいのに」の一言が全てであると言ってしまうと何もすることがないので、とりあえず走ってみました、とりあえず中継してみました、とりあえず抗議してみました、とりあえず厳重に警戒してみました、とりあえず捕まってみましたという「とりあえず」の連鎖で起きているような気がしてなりません。


そして、この「やらなきゃいいのに」を裏付けるように、やってしまったがために自分が見てしまったがっかりなものをカウントダウン形式で発表したいと思います。


第3位 ランナーを取り囲む警備の人やら大勢の陣形が女性器そっくり
これ、テレビ中継を見ていて上空から撮影していたカメラも結構ありましたが、ランナーを中心に縦一列に取り囲む形は、まあ女性器ですよね。善光寺の落書きが女性器マークだったから落書きの犯人は日本人という謎の推理を勝谷誠彦が披露していましたが、あの落書きは図らずもこの中継のことを予期していたということにでもなるんでしょうか。しかし土曜の早朝から卑猥な中継でした。チベット問題と同じくらい問題だったと思います。69ガッカリー。「ガッカリー」はがっかり具合を表す単位ということで。


第2位 ひとり聖火リレーを敢行する萩本欽一
昨年24時間テレビから萩本の「沿道の人と触れ合おう」スピリッツは必要以上に肥大している。萩本と五輪といえば「私たちのふるさとは地球です!」という珍メッセージで盛り上がった長野五輪が思い出されるわけですが、今回の聖火“ランナー”は絶対に昨年の24時間テレビの影響だよなあ、と。そんな萩本が「厳重警備で長野の人と触れ合えなかったから」とひとり路上を走って長野の人とハイタッチをするというのは、ある意味当然であって、そして確実にがっかりである。87ガッカリー。


第1位 「ハッケン!」での品川祐(おしゃべりクソ野郎)
「聖火というよりは揉め事の火種になってますよね」みたいなことをサラリと言ってのけた品川。聖火リレーさえなければ品川のこんなコメントを聞くことも、そしてこんなにガッカリすることもなかった。この一点だけでも今回の聖火リレーは「やらなきゃいいのに」と自信を持って言い張ることが可能だと確信しました。122ガッカリー。