そもそも、政治家の「国民年金未納」の何が問題なのだろうか。
これはもう、間違いなく「払っていないこと」ではない。「政治家なのに払っていない」のが問題なのではない。それは政治家に対する差別というものだ。いや確かに政治家たるもの国民の代表たるべきだとは思うが、国民が腐れてきつつあるこの日本で政治家だけ毅然としているほうが異常である。政治家の腐敗は国民の腐敗と同じだろ。
だもんで、おそらく政治家以上に払っていない国民が多い以上、そのことだけで政治家を責めるのは筋違いだ。もっともちゃんと払っている人間にとってみればそのことすら不快でたまらないのは承知であるが、そこはぐっと我慢してこらえてほしい。
本当に問題なのは「手続きにおいて複雑な制度」や「払っていなくても何の通知もない制度」に決まっている。そもそも今回未納が発覚した政治家の多くは「入閣時に年金の移行を知らなかった」などの「無知」によるものである。元々悪意があって年金を払わないやつもいただろうが、大体は知らなかったとかそんなもん。国民の義務になっているにも関わらず、それを怠った時に警告が来ないことのほうが行政を怠っていると言わざるを得ない。
この流れから「そのような法整備を行っているのが政治家なのにも関わらず、当の政治家が全然年金制度について理解がない」という批判であれば、それは筋が通っている。少なくとも自分はそのような論拠で批判すべきだと思っている。
つまり、裏を返せば「政治家ですら全然分かっていないような年金制度を一般人が知らなくても何の文句を言われる筋合いはないし、責められるべきではない」ということである。
にも関わらず、なぜ「あくまで一般人」のニュースキャスター連中が未納について批判されねばならないのであろうか。
何だか知らないけども、田原聡一郎やら筑紫哲也やら安藤裕子やら小宮悦子やら、皆さん未納の期間があったようで。確かに一連の報道で批判する立場にあった人たちが自分たちも払っていなかった過去があるのだから、あまりバツのいい話ではないが、それでも自分は前述したように「政治家ですら知らないような年金の制度を（普通の人よりかは知識はあるだろうけど）一般人の彼らが知らないことについて咎められるべきではない」し、更に彼らの未納について何の通知もない行政もおかしい。
だから、彼らが番組出演を自粛するのはおかしい。
自分は彼らを擁護しているわけではない。むしろ批判したいくらいだ。何様だ、と。お前ら政治家でもないのに何責任なんか取ろうとしてんだ、と。ちょっとばかしキャスターやってるくらいで自意識過剰なのではないだろうか。政治家気取ってるんじゃないのか、あんたら。
政治家ですら辞めない奴等がいるのに、あんたらが出演を自粛なんてする必要は全くないだろう。むしろ自分の立場を放棄せずちゃんと最後まで政治家の責任を追及すべきである。それなのに、出演を見合わせるとは本当に何様なんだ、おのれは。
ま、もっとも筑紫の場合はかなり最近弱ってきているので、これをきっかけに休養したほうがよいのではなかろうかなんていう気もするので、それはそれで休んでくれとでも言っておく。そして、無理に復帰しなくてよい。そろそろ鳥越俊太郎あたりと交代しとけ。
地元のテレビ局が「今からでも間に合う２４」だって。
確かにその局は深夜に２４を放送していて１４話（１４時）まで既に終わってるんだけど
その「今からでも間に合う２４」を見てから残りを見たところで
本当に間に合っているのかは些か疑問である。
いつもはＶリーグに見向きもしないくせに、
こういう時だけ盛り上がる女子バレーと日本人。
それでいいと思う。だって、やっぱり世界で活躍すれば嬉しいじゃない。
ただそんだけの話。
