みのもんたの磁場

クイズ$ミリオネア」の挑戦者がいつのまにか高齢化している。特に気にもせず見ていたのだが、いきなり父親が「出てくるのは高齢者ばっかだりだなぁ」と自分もわりと高齢者なのにそんな発言をするもんだから、よくよく見てみると、確かに高齢者が多い。いつの間にこんなに高齢化してしまったのだろうか。

と、一応疑問形にしてみたものの、原因はいたって簡単かつ明瞭だ。みのもんたのせいである。

みのもんたには高齢者を引きつける(もしくは惹きつける)磁場みたいなものが存在する。みのの代表番組といえば「おもいっきりテレビ」だろうが、おもいっきりテレビといえば高齢者のオアシスであるのはご存知であろう。勿論「おもいっきりテレビ」という番組が高齢者層を狙った番組作りをしているのだが、みのが高齢者に受けがいいこともその番組作りに拍車をかけている。

今まで自分は「高齢者向けの番組だから、みのを起用することでその視聴者層を離さない」んだと思っていた。しかし、このミリオネアの高齢化で分かってしまった。それは「みのを起用するから高齢者層が離れないのであって、必ずしも高齢者向けの番組が起因ではない」ということだ。自分は誤解していたようだ。

みのが番組に起用されることで、高齢者が誰に言われたわけでもなくその番組を見てしまうのである。だから、特に高齢者向けの番組内容でなかった元々の番組が、高齢者が寄ってくることで高齢者向けに番組の軌道修正をはかっているんだと思われる。結果的には「高齢者向け&みの」という黄金の図式が成り立つわけだが、これはどちらか一方のせいではなく、みのと番組の相互作用である。

ミリオネアも元々は「一獲千金」の意味合いが強いなんともアメリカンテイストな番組であった。しかし、いつのまにやらミリオネアにみの色が強く反映されてくるとともに、この一獲千金の意味合いが「借金返済」だとか、非常に現実的な方向にシフトしていったのである。借金返済という現実的な問題に直面しているのは若者よりも圧倒的に中高年に多いのは言うまでも無い。そして、最初の早押し問題も老人向けのやさしい問題が出題されるなど、老人向けの措置が見られる。

つまりは、ミリオネアもみのの磁場に引きつけられ老人向けになったというわけだ。そう考えると、みのが司会をしている番組はどれもこれも老人向けだと言っても過言ではない。それはみのが持ちうる磁場のせいであり、老人がみのにひきつけられる結果である。みのもんたの評価は人によって賛否両論であると思うが、それはみのの磁場に引き寄せられる電極をもっているかいないか、という話になるのではないか。

この説をとれば、もし「爆笑オンエアバトル」の司会がみのもんたに変更されれば、いつのまにか出演者が「笑点」寄りになっていくということだ。本当かいな。



日本アカデミー賞の「踊る大捜査線THE MOVIE2」に対する
冷遇っぷりが酷い。露骨にもほどがある。

昨日夕張でキューティーハニってたはずのサトエリ
もう今朝「とくダネ!」に出演してました。
北の大地にもう少しゆっくりして欲しかった。