大人気がないのか、大人じゃないのか

2回続けて缶コーヒーのCMの話題で申し訳ないが。

「FIRE」の新しいCMはご覧になっただろうか。木村拓哉のCMが終わり、新「FIRE」のコンセプト「辛口」を表現するために、大人の渋みという観点から起用されたのは宇崎竜童、世良公則、そして岩城滉一である。「大人の渋み」を表現したかったのはいいのだけども、この人選、はっきり言ってミスキャストなのではないだろうか。

理由は簡単、この中に大人の「渋み」を感じない人物が紛れ込んでいるのである。そいつの名は岩城滉一

もしこのCMの人選が1年前だったら自分もそんなに悪くはないと思ったのだろうが、2003年9月現在でこの人選は明らかにミスキャストなのである。ご存知だとは思うけども、岩城の自宅が競売にかかったことに関する記者会見での岩城の態度は酷かった。思わず「どこらへんに渋みが?」と聞き返したくなるような怒りに任せたあの態度から、自分は一片たりとも大人の渋みを感じない。

記者会見を見ていない人は何のこっちゃぜんぜんわからないとは思うので、一応説明。一度岩城は「住居は手放しません」という会見を開いたものの、結局自宅を競売にかけるはめになった。そこでまた記者会見が開かれたのだが、その時の会見は前回と態度が一変し、明らかに余裕が感じられなかった。ただ、その気持ちは分からないではない。自分の家を手放すことになった人物にそうそう余裕などあるわけがない。

しかし、記者会見を開くことを了承しておきながら、リポーターに対して敵意を剥き出しにした態度で臨み、その上肝心の「どうして前回とは打って変わって家を手放すことになったのか」や「なぜ借金ができたのか」という必要事項には答えず、それが聞けないレポータがも岩城の心境なんかを尋ねてると、女性レポーターに対し、「笑いながら聞くなよ」とヤクザまがいに凄んでみたり(もっともリポーターは「笑ってなんかいませんよ」と一蹴したけども)、それはそれは「大人気ない」という形容詞に相応しい会見だった。

その極めつけとも言えるのが「あなたたちの仕事が信じられない。毎日祈ってますよ、あなたたちに天罰が落ちるように」という発言。ただの捨て台詞である。少なくとも、「大人の渋み」がある人間の発言ではありません。芸能リポーターに対する敵意があったのは心情としてわからないわけではない。しかし、だからといって「芸能記者に接するために」行われる記者会見において、こんな暴言を吐くのは大間違いなのである。思っても口に出してはいけないことだろう。

こんな人間からは「渋み」ではなく「しょっぱさ」しか感じない。どこが大人なのだ。どこが渋いのだ。そんな「渋くない」岩城氏がCMで趣味のバイクにまたがりながら「渋み」を強調したところで、ただただ白々しいだけである。借金のカタにバイクを取られたなんて話もあるところでバイクにまたがってもらってもなぁ。どれだけ説得力があるんだか。

ま、こんな「渋い男」岩城を起用しているようでは、コーヒーの味だけでなく売上も渋るんじゃないですかね。

以下雑記。
阪神優勝、道頓堀に5000人以上がダイブ、そのうちひとりは死亡も。
あの汚い道頓堀に飛び込むことができる人は、イラクの支援もきっとできる。だから飛び込む前にイラクに行ってくれ。道頓堀に飛び込むより安全のような気がするし。あと、世界中で「六甲おろし」歌うのは非常に見苦しいのでやめてくれ。

・ジャニーズの新ユニット「News」
中心メンバーは謎の液体をかけられた「山ピー」こと山下。森夫妻の息子は、話題作りの人身御供。金八出身が二人。そしてジャニーズはなぜか曲のタイトルに「日本」とか「ジャパン」とか入れたがる。なんで?デビュー曲は「Newsジャパン」だってさ。

上戸彩18になる
18になったという記者会見のときのコメントとしては「免許をとりたい」が定石なのだが「パチンコがしたい」といってのけるあたり、どうなんだ。自分で商品価値を下げてるぞ。