今年の紅白歌手が発表になった。
毎年毎年、期待させてくれる割にはガッカリする度合いも大きい紅白のメンバー。古くは松山千春から今では宇田多ヒカルまでといった「別に紅白出る必要なんて全くないじゃん」という人たちの割合が増えてきたり、年越しライブに時間を割く歌手が増えてきたこともあって、ＮＨＫ側からすれば毎年メンバーをかき集めるのに四苦八苦しているというのが現状であるのは言うまでもない。
そんな中、今年は「演歌」を減らし、なるべく多くのジャンルの歌手を出演させようという意図が見て取れる。例えば白組のキックザカンクルー。彼らはヒップホップのグループである。今年はヒップホップも世間にだいぶ浸透してきたということもあり、紅白出演という運びになったのかもしれない。ただ、申し訳ないがキックザカンクルーという人選に至っては「ＲＩＰ ＳＬＹＭＥ」の代役にしか見えない。
キックザカンクルーも売れたけど、それ以上にリップは今年売れたもんなぁ。おそらくリップスライム側は出演を辞退したんだろう。そういう印象がアリアリの人選つうものなんか、その、あれですよ。
さて、いちいち文章に連ねて書いていくと終わりが見えないので、ここからは箇条書きで一通り突っ込んでおこう。
・中島みゆき、やはり出場
本当に出演するんだ。今年の最大の見所はこれだろうな。
・安田・由紀姉妹出場せず
おそらく姉の安田祥子の体調のことで辞退したのだろうが、平井堅との童謡対決はどうなるんだ？モー娘。がやるとかいうウワサがあるが、それだけは勘弁。
・キンモクセイ
紅白にはうってつけな楽曲（「二人のアカボシ」）なので、出場は妥当といえば妥当なのだが、彼らのヒットのことなどもう忘れてしまった人のほうが多いはず。若者も年寄りも誰かわからないんて事態になりそうで怖い。
・ＢＥＧＩＮ
いまさら初出場もないよな。まあ夏川りみとの「沖縄対決」に利用されるだけのことだが。肝心の元ちとせは辞退したし。ＦＮＳ歌謡祭には出るのに。
・島歌
アルゼンチンの男、アルフレッドカセイロは呼ぶ必要ないだろ。今年はどうせ日韓交流がテーマで外人出るだろうし。ちゃんとBoAも出れたし、それでいいじゃないか。
・小柳ゆき＆中森明菜
今年の「なんでお前出れるんだよ！」大将を昨年のえなり、ＭＡＸあたりから奪ったのはこの人たちですかね。
・華原朋美
小室の結婚式じゃなく、こっちに出場するとは・・・・。ちなみに小室の結婚式に招待状が来ていたが、行かなかったらしい。本当かどうかは知らんが。
そしてジョン健ヌッツォ 誰？
この名前を見たときに「ああ、あのテノール歌手ね」と言った人は多分日本に２８人くらいだと思うが、かなり突飛な人選である。どうやらテノール歌手のすごい人のようで、数年前の錦織健とかと同じ扱いなんでしょうな。錦織健はＣＭやらＴＶやらで見る機会がたまにあったから驚かなかったものの、この人はさすがにそっちのほうに詳しくないとわかんねえもんなぁ。
まあ、テノール歌手どうこうという以前に名前のインパクトありすぎ。ジョン健ヌッツォですよ。今年の流行語大賞に間に合わせたいくらい流行らせたい言葉ですな（まあ流行語大賞は12月アタマに発表なので無理なんだけど）。とにかく今年の紅白はとりあえず「ジョン健ヌッツォ」の名前だけは忘れないようにしていただきたい（ちなみに相手は同じジャンルのソプラノ歌手で鈴木慶江さんだろう）。
