和泉元彌の処分について考える

ご存知のとおり(いや、知らないかもしれないけど)、和泉元彌能楽協会を退会処分になった。

その事実はまあしょうがないとしても、それに関する元彌の態度を見ると、まあ、なんというか、しょうもねえなあという感想しか出てこないのであります。争点はいろいろあったように思えるんだけど、いつの間にか元彌側としては「名誉の回復」に対する裁判を起こすみたいなことも言ってるし。

元彌のコメントとしてこんなのが出てた。

「不思議。本来の和泉元彌という人間が伝わっていないと感じる」
不思議なのはあんたのコメントだ。

本来の和泉元彌って何ざんしょ?「びょうびょう」とか狂言やってる姿のことでしょうかね?あるいは、遅刻はしても舞台でまじめにやれば許してくれよ、ってことなんでしょうか。

ただ、能楽協会はそういうことを言ってるんじゃないと思うんですよ、元彌さん。つまり、遅刻をしている元彌さんも本来のあなたなのでは?マスコミが誤報を報じているということも言っているのかもしれませんが、少なくともダブルブッキングは咎められて然るべき部分でしょ?ということなんじゃないでしょうかね。やっぱり反省してないんだよな、元彌。

でもさあ、これだけは言わせてくれないか。

裁判やれば「本来の和泉元彌」が伝わるんでしょうか。

いや、仮に裁判所が「能楽協会が悪い!よって元彌は協会に戻っていいし、お金もたっぷりもらってOK!」とかいう判決が出たところで、あなたの一番大事な「世間の信用」というのはまったく勝ち取れないと思うんだが、いかがなものか。まあ、世間はともかくもはや法の下でのみ名誉を回復したいんであればもうこっちが止めることでもないので放置するしかないんだろうが、これ以上泥沼の中を下に向かって突き進むような行為だけはやめたほうがいいと思うんだが。


とまあ普通に「元彌どうなのよ?」という文章を書いてしまったが、もし能楽協会が元彌の処分を母親と衣装交換で1年間とかいう罰にしたら、きっと元彌も反省するんじゃなかろうか。常に金縁メガネも着用で。あの格好をしてテレビや舞台に出演するとなれば、さすがの元彌も相当懲りるに違いない。でもこれで以前より元彌人気が上がったならば、能楽協会お手上げ。