今朝のワイドショー見たら、この夏公開の「猫の恩返し」っつうアニメの記者会見やってまして、その声優さんに池脇千鶴を起用しているのだという。池脇千鶴ねえ。清純というイメージがある人なんですが、吉本の芸人と同棲しているというファクターはこの際問題にしないでおくのが正しいのだろうか。まあいいや。で、今回は池脇千鶴うんぬんが問題ではない。
問題は「ジブリアニメの有名人の声優起用」である。
これは以前にＤＴ松本が「日経エンタテインメント」の映画批評の連載（シネマ坊主）で語っていたことなのだが、どうしてジブリは声優に有名人を起用するのだろうか？たとえば「となりのトトロ」には糸井重里を父親役に起用したり、「千と千尋の神隠し」には菅原文太を起用してみたり、なんか「こんな人が声優に！」的なファクターも含まれつつある人選である。
やはりこれは「普段声優をやらない人も参加したジブリのブランド力」を誇示しているのであろうか？それとも単なる話題性という部分においてのみなんだろうか？まあ、いずれにせよもはやジブリのアニメってそういう話題性がなくてもヒットくらいするのは目に見えていることである（某隣のＹ君はコケたが）。しかし、なぜか起用する。しかもそのことを宣伝に利用する。
もはやジブリの映画の力ってのは有名人を声優に起用しなくても、充分に求心力がある内容ではないのだろうか。もしこれが単純に有名人を使えば話題性があると思って起用しているなら、早めにその慣習はやめたほうがいいと思う。内容でも十分に勝負できる映画を作っているという自負だって製作スタッフにだってあるだろうに、こんなことであらぬ批評をされる必要もなかろうに。まあ、自分がこんな事言い出す必要もないっちゃあ無いんだけど。
