なんとなく、よく分かった

あまり他人様の文章とか紹介しないんですけど、こんなものをたまたま読んで「ほう」と思った。


なぜ指原が1位なのか。自分もこの理由を考えよう(というか何とかネタにしよう)と、漠然とずっと考えていたわけだが、ここでようやく理解が出来た。理解が出来たのは、この匿名ダイアリーの作者の論旨、ということではなく(もちろんこの人が書いていることもよく分かるんだけど)、自分が「なぜこの選挙の結果に対して何も思わなかったのか」である。


結局、大風呂敷を広げて「総選挙」なるタイトルでまるで国民の関心事、なんてテイストでやってるから「人気者」単位で考えてしまうがゆえに「なぜ指原が?ファンと寝たアイドルなのに?」とかいろいろ考えてしまうんだけども、そうじゃなくて「コップの中の嵐」だと考えれば合点がいく。この匿名ダイアリーの主が書いているように「AKBファンは指原のことが好き」だというのが全てであり、この結果に「?」となっている人は所詮AKBのファンでもなんでもないから、理解が出来んということだけの話だ。だから極論を言うならば「指原の1位が納得できない人は、それはAKBのファンではない」つうことなんじゃないかと思う。


もちろんファンにも色々な形があるので、指原が嫌いならAKBファンではないってのは暴論であるかもしれないが「システムとしてのAKB」そのものを愛しているのであれば、指原1位はごく自然の結果というか納得できるんじゃないか。それを「AKBのシステム」には興味がない「個人的なファン」あるいは「なんとなく世間がAKBのファンだという認識のもとにAKBというシステムを誤解している人」からすれば、納得のいかないものなんだろうな。もちろん自分のようなAKB門外漢にはこの結論の正当性なんか知る由もない。


つまりはこの選挙結果自体は、「AKBの濃い側面」が出ているにも関わらず、あまりに多すぎる票数から「世間の意見」と捉えてしまい、そこに世間との齟齬が生じるということなんじゃないのか。AKBの濃い方々が指原を推す理由なんか知ったこっちゃねえし、それは理解できるべくもない。例として間違っているかもしれないが、あの頃のハロヲタ後藤真希の「スクランブル」を評価している理由なんて一般人からすれば知るべくもないって事だと思えば非常にすっきりくる。自分の中ではひどく収まりのいい結論でした。匿名ダイアラーさんにありがとうと言いたい。

夏は山Pの季節

タイトルだけ見たら20代女子が書いているかと思われますが、完全なる30代のオッサンによって書かれています。そっとブラウザを閉じないように。


いやあ、「SUMMER NUDE」ですって。はしゃぎ過ぎてる夏の子ども的な真心ブラザーズの曲名ではありません。夏から始まるフジの月9ドラマ。もう「月9」と言っただけでは通用しない気がしてわざわざ丁寧に「月9ドラマ」なんて説明したくなる感じですね。あ、今ガリレオやってるからなんとなく分かるか。まあいいや。


主演山下智久、そして彼らを取り巻く女優が香里奈戸田恵梨香、さらには長澤まさみ。夏の美女祭りですよ。ヤマザキ春のパン祭りをちょっとだけ超えた感があります。どうやら先週札幌で行われていたらしいYOSAKOIソーラン祭りなるものは完全に超えております。本当にどうでもいい話になりますが、元美勇伝の二人である石川さんと三好さんが仲良く番組に出ていたらしいということは確認しております。でも多分仲良くなかったと思います。本来なら石川さんのバーターで三好さんブッキングなんですが、地元で結婚したついでに地元でリポーターなんかして働いている三好さんを使うついでに「じゃあ石川でも呼んどく?」くらいのノリでブッキングされた感が半端ない石川さんです。もちろん三好さんが地元で結婚しながらタレントやってることも北海道に住んでいる人ですら殆どの人が知らない事実であり、中継を見ていた98%くらいの北海道民は「なぜこの二人が?」となっていたことは請け合いであります。


話を戻す。夏にこれだけ美男美女が集まって繰り広げるドラマなんて、そりゃあもう「そんなこと一生起きねえよっっっっ!」と地団駄を踏みたくなるような苦虫全開のストーリーになること請け合いであります。夏から美男美女がイチャイチャしてんんじゃねえよよyよ呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪って呪って野呂ってノロいのろいのろい呪い呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝呪呪呪祝



と、あまり冗談が過ぎると怒られますのでここらへんでやめますが、いやいや全然呪ってやろうだなんて思ってない。むしろ祝ってやると思うくらいですよ。だって、多分面白いんだもん。いやこれは本当に。いつもこういうこと書くと120%くらい皮肉で書いてはいますが、今回皮肉でもなんでもなく。以下その理由。


4年前に放送された「ブザービート」つうそれこそ山P主演の月9ドラマがありまして、このときは北川景子相武紗季貫地谷しほりが出てました。このドラマは「あんな低身長のバスケ選手いねえよ!*1」なんてことを言われたりして、平均視聴率も14.4%と決して視聴率も高くはなかったわけですが、個人的にはこのドラマが超絶ヒット作だったわけです。超絶は言い過ぎにしても、ハマっていたのは間違いない。


それというのも、山Pがどうにもこうにもジメっとしてるわけですよ。夏なのに。大根説も根強い山Pですが、この人の「イケメンのくせにジメっとした恋愛」ってのは自分のツボにどうもハマるわけですな。「おいおい山P、お前イケメンなんだからもっと自信もって告白せえよ!」とか、画面の前のブサイクが応援するんですよ。どう考えても倒錯してるんですけど、そこがいい。まあこのドラマに関しては「相変わらずの北川景子のブリブリ感」だったり、その後のドラマ「おトメさん」に繋がる「悪い相武紗季」が見れたり、無駄に男の裸が多かったりと、山P以外の見どころもたくさんあったわけですが、そんなことも全部ひっくるめて面白かった。


また、今回は海が舞台というじゃないですか。やっぱり夏ドラマは海なわけですね。自分の中で夏の海ドラマといえばやはり「BEACH BOYS」になってしまうわけですね。当時の2大イケメンであった反町隆史と竹之内豊を起用し、ヒロインは広末涼子。まあ自分は完全に広末目当てで見ていましたが、「なんであんなに楽しそうに毎日海で過ごしてるんだよ」感が満載ないいドラマでした。ジャンルで言えば自分はファンタジーに属すると思ってます。反町ソングといえば「POISON」が筆頭なのは異論はないけど、同時にデビュー曲かつこのドラマの主題歌である「FOREVER」も結構いい味出してますよ。


はいそこのアナタ、「太陽と海の教室」は触れてはいけませんよー。織田裕二が泣いてしまう。今年も世界陸上決まったんだから赦してあげて!


それはともかく、始まる前から「夏のドラマいいとこどり感」満載なこのドラマ、期待せずにはいられない。もちろん過剰な期待は今のフジテレビには禁物ではあるんだけども、正統派に面白くても、ツッコミどころ満載で面白くてもどちらでも構わない。とにかくこの夏は山Pが煮え切らない態度で香里奈戸田恵梨香長澤まさみに振り回されるさまを楽しみたいと思う。そして上から目線で「そこで告白しないでどうするよー」とか言って片手にチューハイ持ちながら見ている自分がいるんだと思う。こんな私を丸ごと愛して!*2


あ、誤解しないでほしいけど、山Pの前のドラマ「MONSTERS」は死ぬほどつまんなかったよ!

*1:山下の身長は174cm。決してジャニーズの中では低くないが、バスケ選手としてはそりゃあ低い

*2:これがカントリー娘。石川梨華の曲「恋人は心の応援団」のサビの一節であることから、「ああ、石川の話題をもういうっかいここで持ってくるのか」という至極どうでもいい構成に気づいたアナタとは一緒に酒が飲めると思います