完全試合

お盆休みがそれなりにあったんですけど、マジで誰にも会わなかったです。

 

まあ40代独身のオッサンなので、もはや誰からも誘われるということもなく、はたまた自分から誰かに声をかけるということもなく(今回は本当に誰にも連絡しなかった)、ただひたすら家で溜まっていた録画と溜まっていたTVerのお気に入りと溜まっていた「見たかった動画」と溜まっていたラジオの録音と溜まっていた雑事をこなすだけで日々が過ぎた。これを自分的には「こんなん1年くらい続いても平気な最高の過ごし方」なのですが、傍から見れば「孤独死まっしぐらな可哀想な中年男性」でしかないのでしょう。価値観は人それぞれです。

 

長期休みは録画をつぶす、というのはここ15年くらいのルーティンになっておりますので、今更変わったことでもなく、今年も淡々と録画を消化しておりました。オリンピックがあったおかげで例年ほどたまってはいなかったですけども。あとTVerの使い方が上手くなってきたので、そこまでHDDに負担もかかっていなかったです。誰にも羨ましがられない特技を習得しています。

 

録画をつぶす以外の作業のときはYouTubeSOUL’d OUTをずっと聴いていたわけです。20年くらい前に活動したヒップホップグループ。当時は全然素通りしていたのだけど、もうなんかBGMとして妙に語感のよいラップは作業しながら聞くのに本当によくて。その流れなのかわかりませんが、YouTube先生がオススメしてくれたstillichimiyaの「ズンドコ節」がこれまたよくて。10年前に発表された曲のようですが、寡聞にして初耳。これもとても心地よい。普段から倍速視聴の自分はリズムが早いほうが好みなので、ちょっとスピードを上げて本当に繰り返し聴いた。このお盆休み一番のヘビーローテーションである。しかしまあズンドコ節という曲の懐の深さよ。

youtu.be

 

というわけで今年のお盆は「誰にも会わないことと引き換えにちょっとごきげんな10年前の曲を知る」という過ごし方でした。テレビもそれなりに見ていますが、もう見るものが固定されてしまっていて、さほどここに書くような衝動もないのですよね。テレビブログとしての機能はもうとっくに失われているのですが、それでもたまに書きたいことがあったときのために場所だけは残しておきたい。テレビ批評家気取りとしての矜持。もうそれだけの話です。和田アキ子に謝罪させるのは時代のせいかもしれないが、「みんな時代のせいだと言い訳なんかするなよ」と、とんねるずばりに言ってもいい場所があってもいいだろう。