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ちょいと前ですが、「有吉ジャポン」にクイズ王の伊沢拓司が出てました。

 

「東大王」「クイズノック」などに代表される高学歴クイズブームを水上颯(医師になるのでクイズ引退)と牽引してきた中心人物であり、このブームの象徴であることは間違いないのだけど、個人的には「クイズ=高学歴」というやや偏った意識を植え付けている感があんまり馴染まず(もちろん全く関係がないわけではない)、少し引いた意識で見ている。あと「高校生クイズ」に関する考察とかも「うーん」と思ったこともあったりする。こう書いちゃうと嫌っているような印象を持たれるけども、決してそんなことはない。積極的に好きということはないけど、嫌いでは全然ない。これは本当。

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「有吉ジャポン」はその名の通り「サンデー・ジャポン」をベースに有吉が司会を務める、簡単にいえば「ふざけた番組」である。そんなふざけた番組がクイズ王の伊沢氏を呼んでクイズやるって言うんだから、そりゃあマトモなわけがない。そして自分はそういう番組が大好きなので、これは見てしまう。

 

クイズは「有ジャポ」ファミリーからの出題。いわゆる「普通のクイズ」的なものは全く出てこないんだけど、それでもなんとか持ち前の推理力と知識で答えを出そうとするのはさすが。「ドウケツエビが浮気を出来ない理由は?」という問題に対して「偕老同穴の契り」を持ち出して「カイロウドウケツ(という生物)の中から出られないから」と答えを出したのは「有ジャポなのにちゃんとマジメに考えてる!」と思えて自分は少し面白くかった。

 

伊沢氏がクイズプレイヤーとして凄いのはもう分かっていることで、これが少しずつ「割とムチャなクイズに挑戦していく」というフェーズに突入したのはちょっと興味深い。惜しむらくは「BAZOOKA!!」で放送され、しみけんのもう一つの顔を明らかにした「地下クイズ王決定戦」は既に終わってしまった。しかし、もし復活することがあるなら、これはもう伊沢氏を呼ぶべきである。そして伊沢氏がしみけん相手に奮戦したならファンになってしまうかもしれない。

 

それはともかく、今後伊沢氏が自分の専門外のジャンルから色々出題されていき、無茶振りと思えるような問題をバッサバッサ解いていく番組が出来るかもしれないねー。

 

 

それは「林先生の初耳学」だな。