ガクトの歯が白すぎる

・MR.BRAIN
ジャンケン必勝のくだりは、脳科学のフリを生かして犯人逮捕のギミックに使うという割と陳腐なやり方だったわけですが(でもあのやり方では証拠能力ないと思うけど)、最後に木下優樹菜が出てきてジャンケンやろうとした時点で視聴者の100%が「どうせ負けるんだろ」と思ったこと請け合い。なにあれ。面白いとでも思ったか?


あと連続殺人犯と刑事の指紋データ入れ替えトリックだけども、理屈としては分かるが成立はしない。殺された刑事の指紋と死刑になった連続殺人犯の指紋のデータが入れ替わっており、死んだはずの連続殺人犯の指紋が刑事の部屋から大量に検出されるというもの。


これを実行すれば、確かに刑事の部屋からは連続殺人犯の指紋は検出される。しかし一方でデータベース上の刑事の指紋(=本当の連続殺人犯の指紋)は、連続殺人犯が刑事の部屋に出入りしていない限り部屋から一切検出されないことになる。当然に犯人は出入りしているわけがないので、刑事の指紋は刑事の部屋から一切検出されない。本人の部屋から本人の指紋が一切検出されないことがおかしいのは、警察でなくても誰でも不審に思うが、なぜかドラマの中では誰も不審に思っていない。そんなバカな話はあるまい。ま、このドラマそのものが日本の警察をバカにしすぎな感じはする。キムタクを万能にするために周りのレベルを落としすぎるというのもいかがなもんか。


それよりも自分はこの第2話を見ている最中、ずっと出演していた松重豊の名前が思い出せなくて「あれ?誰だったっけ?」となったまま1時間見続け、スタッフロールでようやく「ああ、そうだ」となった。ドラマを見たところで脳が全く活性化されていない証拠である。