HOW MANY 変な顔

・正義の味方
これは良い「マンガドラマ」だったと思います。あまりにも従順すぎるドM体質の妹容子(志田未来)とワガママ放題だが結果的に幸福をもたらす姉槇子(山田優)のコントラストはマンガならではであるけども、飽きずに見れた。ひとえに志田未来の演技に尽きるけど、その他のキャスティングもツボを押さえたいわゆる「安心して見れるドラマ」でした。


ひとつ面白かったのは吉川の母(山口いづみ)が槇子に対して敵愾心を剥き出しにしていたが、それは槇子の本性を最初から見抜いていたのではなく単に息子を奪われた母親の嫉妬によるものだったこと。結論は正解だけども発端がダウト、という設定は生かせばもっと面白く転がったような気もするけど、マンガ原作なので大幅に手は加えられないということかもしれない。原作は未読なのだが、きっと原作の面白さに助けられたのだろう。☆3つ半。



「コードブルー」「魔王」は次回。