I have a dream

タモリ倶楽部」を見て思ったこと。


北海道では約2週半送れて放送されている「タモリ倶楽部」。さきほど北海道で放送されたのは、東京では北京五輪真っ只中に放送されたもののようで池袋のチャイナタウンに潜入するというものだった。ゲストに松尾貴史山崎樹範、そして中国人のグラビアアイドルであるローラ・チャン


最近見る女性タレントごとに「可愛い」と漏らしているような気がするのだが(それだけストライクゾーンが広がったということかもしれない。一種の老化現象だと思う)、このローラ・チャンも可愛い。先達の中華系グラビアアイドルであったビビアンスーよろしくぎこちないながらも喋る日本語に時折混じるタメ口がまた可愛い。中国の美女にハニートラップを仕掛けられたらイチコロだ。もちろんそんな心配は必要ないが。


そんなローラ・チャンとともにタモリらご一行がチャイナタウンの様々な場所を巡るわけだが、そのうちの一つに中国の本やCDを扱う書店が紹介された。中国ではまだまだエロ関係の書物はご法度らしく、ヌードグラビアが掲載されている本は置いてないらしいのだが、日本でいう官能小説の類は大量に売られているらしく、その本棚が紹介される。


ヌードグラビアなら中国語であろうが日本語であろうが英語であろうが女性の裸なわけで万国共通にエロいわけだが、官能小説となると挿絵を除けばそこに書かれているのは中国語。日本人は漢字を使うので書かれている漢字から大体の内容は察しがつくわけだけども、それでも口述された場合はそれがやらしいのか何なのかはさっぱり分からない。


というわけで、ということもないのだろうが、成り行き上中国語の読めるローラ・チャンがその官能小説の中身を読むことになる。タイトルからそんなにいやらしくないと思っていたようだが、中を読んでみると結構いやらしい内容だったらしく(ローラ曰く比喩表現が卑猥とのこと。そこらへんは日本の小説と変わりがないのがまた面白い)ちょっと照れていた。しかしタモリをはじめとしてその場にいた日本人、そしてテレビの前の自分も何がいやらしいのかは分からないわけだ。


しかしその場所にいた書店の店長(♂)だけは、ローラ・チャンが口述しているあいだ、常に半笑いでニヤけていた。


考えるまでもなく、その中国人と思わしき店長だけは中国語が分かる。だからローラが読んでいる内容も分かるわけだ。自分は一切内容が分からなかったけども、店長には分かるのだ。グラビアアイドルのローラが官能小説を朗読するだけでも充分に興奮するのに、それがその場にいる殆どの人間が分からず自分だけがエロであることを理解する状況だったらどうか。そりゃニヤけるしかないだろう。


目の前の可愛い子が官能小説を読んでいるという滅多にない状況の上、自分しかその内容が分からないという優越感。こんな極上のシチュエーションを手に入れるため、将来は自分も海外で書店を開きたいと思います。


あとどうでもいいけど松尾貴史ローラ・チャンのことを「ローラちゃん」と呼んだのはちょっと面白かった。わざとか?