つれづれなるままに

唐突ではありますが、今AV業界で話題なのが「MUTEKI」レーベルである。このレーベルは芸能人を次々とデビューさせることを公言している。


先日デビュー第一弾として三枝実央の名前が発表された。三枝は12年ほど前にグラビアで活躍し、その後ヌードも披露しVシネマなどにも出演していた。暫くブランクはあったものの、今回AVデビューと相成ったわけだ。そして8日に第2弾として吉野公佳の名前も発表された。三枝の場合はグラビアアイドルとしての知名度はそこそこではあるが、一般に対する知名度はそれほど高くないのに対し吉野は「スーパー競馬」の司会も務めるなど、芸能人としての知名度もそこそこある。


ここ数年、AV業界はいわゆる「芸能人モノ」で溢れている。ハナっからAV転向が目的でとりあえずグラビアデビューしたような女優から、「おまえはどこの国の芸能界に所属していたんですか?」と質問したくなるような無名のアイドルまで、とりあえず何らかの芸能活動をやっていれば「芸能人」を名乗れる便利なシステムの一つとして機能しているが、実際に「芸能人」と呼んで憚られないのは数えるほどしかいない。


その中でこの「MUTEKI」レーベルは一応そこそこの知名度のある芸能人を据え置いているわけで、今後の期待が持てなくもない。三枝、吉野と過去にヌード披露をしているのでそこまでの衝撃はないが、今後誰が出てくるのだろうという期待を維持させるだけのラインナップではあると思う。


しかし難点なのは、今まで芸能人としての実績があるということでどうしても年齢が上であるということ。今回デビューした三枝も吉野もともに三十代。名前ばかりの「芸能人」たちとはいえ可愛くて二十歳そこそこであったら、元芸能人とはいえ落ち目の三十路の女優とどっちを選択するのだろう、とふと思う。


芸能人レーベルは「芸能人であること」を全面に押し出しているゆえ、その頃ファンだった人物のノスタルジーが最大の武器であり、若さは関係ないのかもしれない。彼女らのターゲットは同年代のそこそこ金のある世代。AVに一番金払いのいい世代か。だったらそれもアリなのか。でも、元芸能人が熟女AV女優として復帰する姿は見ていて何かうら悲しいものがある。10年後ハロプロメンバーの大多数がそんなことになってたら、やっぱり自分は泣くと思う。「熟女プロジェクト」とか言われてさ。


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アメトーーク」で熟女好き芸人やってまして、その中でナイツの塙が好きな熟女1位として和田アキ子を挙げていた。なんでも大きい熟女が好きなようで、そのきっかけとなったのが和田。塙の初体験(夢の中)では和田アキ子だったらしい。


女性にも当てはまるかは分からないけども、男性諸氏ならば「大して好きでもなかった女性が夢の中に出てきたらなんか好きになる」という経験がないだろうか。自分はある。妙に優しかったりするんだよな、夢の中では。本当はどうかともかく。それがたまたま塙にとっては和田アキ子だったというだけの話である。


自分も実は夢の中でマリアンにエローいことをされた経験がある。といっても全て自分の脳内の産物なので、「された」という表現が穏当なのかはともかくとして、そういう夢を見たことがある。その時までマリアンに関してどうという感想も持ち合わせていなかったわけだが、豊満なボディであんなことやこんなことをされた日には(夢の中でだけど)、そりゃ意識せずにはいられない。


しかし自分は幸運にもマリアンに「惚れてまうやろー」とならず、熟女好きの道を歩むことなく現在に至る。それは本当に偶然だ。和田アキ子が初体験(夢の中)の相手であり、好きになったという塙の気持ちが分からないではない。一歩間違えば自分もあの場所にいたことを考えれば、今回の「アメトーーク」は笑いとともに一筋の冷や汗が頬を伝う放送でもあった。


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頬を伝う涙。視線の先には白紙。赤塚不二夫の告別式で弔辞を述べるタモリ


なぜタモリは弔辞を白紙で読み上げたのか。人前で何かを読んで喋るというのは芸人としての流儀に反するとでも思ったか、それともまとまりきらない自分の思いをぶつけるために、敢えて何も書かなかったのか。色々憶測はあると思う。


でも自分は単に「書く時間がなかったし、書くのが面倒だった」ということにしておきたい。だってそれが一番タモリっぽい。


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「ウソっぽい」。楽太郎が6代目円楽を襲名することに関し色々と楽太郎が電話インタビューに答えたことに対する自分の感想。きっと楽太郎はあんまり円楽襲名する気はなかったような気がするんだけど、死にかけの円楽直々に言われたら継がざるを得ないという感じがした。