「99人の壁」を見たのですがね。
「99人の壁」とは佐藤二朗が司会を務めるクイズ番組。自分の得意ジャンルのクイズが出題され、5問連続で答えることができれば100万円。しかし1問ごとに「壁」と呼ばれる25人の対戦相手が増え、最終的には99人を相手に早押しクイズを答えなければならないというもの。もちろん得意ジャンルから出題されているので、基本的には順調に進むのだけども、なかには得意ジャンルがかぶっている人が壁に入っていたりするので、そんなに簡単には100万円を獲らせてはもらえない。
特番が何度か放送されており、今回満を持してのゴールデン登場。MCを佐藤二朗のままゴールデンに持ってきたし、今後何度かの特番を経て来年春くらいにはレギュラー化だろうか、なんて思っていたら秋からもうレギュラーだってさ。とかく今クイズ番組が充実していないフジなので、なんとか上手いことやってほしい。今のままだったらあんまり上手くいかない感じがする。
こういう素人参加系の番組は「自分だったらどうするか」というのをやはり考えてしまう。この番組の場合は「どんな出題ジャンルを選択するか」になるだろう。「ももクロ」ってのが一番分かりやすいんだけど、競合相手も多そうでけっこう大変だ。こういうものは「競合相手がおらず、自分が得意」というニッチを狙っていかなければいけない。となれば自分の出題ジャンルは「田中義剛」になるのか。すげえイヤだな。せいぜい「美味しんぼ」あたりにしておきたい。
それはどうでもよく、今回の番組で気になった点をベスト5形式で振り返ってみたので、まあ適当に読み流してください。
第5位 実況解説がいらない
長嶋一茂とYOUとアナウンサーが解説として存在していたのだけども、単純に番組のテンポが悪くなって邪魔。彼らが挟まらなければもうちょっと解答者の出番が増えたんじゃないのかと普通に思った。
第4位 出題不備ありすぎ
出題不備はクイズ番組には少なからずあるんだけども、それをバカ正直に放送しなくてもいいと思うのですね。それは「やらせだ」とか「誤魔化している」だとかそういう話じゃなくて、その状態を晒すことはクイズ番組にとって必ずしもいいことじゃないでしょう。出題側に信頼があってこそのクイズ番組。不備が出るのは仕方ないけど、極力番組としては省いてほしいなあ。
第3位 今日イチの問題
モノマネ芸人Mr.シャチホコがジャンル「和田アキ子」で勝負。出題されたのが「今年の和田アキ子の誕生日に出席した芸能人の穴埋め」だった。これは笑った。順調に解答していったものの、「岡 」が分からずアウト。シャチホコ曰く「ますだおかだの岡田さんであることは分かっていたが、下の名前が分からなかった」とのこと。正解は岡田圭右(けいすけ)。図らずもいい問題。
第2位 聞いたことある応援歌
ジャンル「古田敦也」にて、挑戦者の紹介VTRが流れている間、古田の現役の時の応援歌がBGMとして流れていた。まあ聞いて応援歌だということはすぐ分かったんだけども、「あれ?この応援歌なんかどこか他で最近聞いたことがあるような?」と思って記憶を辿ったら、全然最近じゃないのだけども「ラブレターズのオールナイトニッポン0」における応援歌の替え歌コーナーだった。ラブレターズ溜口は大のヤクルトファンです。