どっちの番組ショー


スイカップか鳥越か。

日曜10時に見たい番組が重なった。ひとつは「世界ウルルン滞在記」であり、ひとつは「堂本兄弟」である。平素は両方とも見ない番組であるが、今回のゲストが重要。「ウルルン」のほうは巷でちょっとした話題になっていたように「スイカップ」こと古瀬絵理がNHK山形を退社(契約社員は退社で正しいのだろうか?まあいいや)した後に久米宏の事務所に入って民放初登場の番組がこれ。

一方「堂本兄弟」には普段音楽番組には絶対出ることのない鳥越俊太郎が登場。これは同局で放送されている「僕らの音楽」という音楽番組のインタビュアーを鳥越が務めていることによるゲスト出演なわけで、この機会を逃せば鳥越が「歌う」機会をもう見ることはないであろう、という判断が働く。

そりゃまあどっちかを録画すればいいだけの話なのだが、これがまた両者とも「録画するまでもねえ」というレベルの番組なわけですね。スイカップをわざわざ録画して後ほど見るのもどうかと思うし、かといって鳥越の歌唱を録画で見るのも「無駄かなあ」と思うわけです。だからこそ、どっちをリアルタイムで見るかが重要。


さて、自分は「おっぱい」と「じいさんの歌唱」のどちらを選択したのだろうか。

答えは「じいさんの歌唱」である。

なぜか。そりゃまあ自分はオスですのでおっぱいに反応しないわけがないわけです。ただ、よくよく考えると、別に今回古瀬さんをウルルンで見なくても、そのうち見る機会には恵まれる。別に今回無理して見る必要は全く無いと思うわけで。しかもウルルンの冒頭で(ザッピングしながら見た)「スイカップばかりに注目が行くのだが、そこではない古瀬を見て欲しい」と断言してしまったため、そこにしか興味がない視聴者の期待を裏切るような発言であり、自分の需要が分かってるんだか分かってないんだかという感じになったわけで。

それに引き換え堂本兄弟の鳥越は普段出ないバラエティ風音楽番組にて見たことない鳥越。自分が鳥越を認識しはじめたのが「ザ・スクープ」というガチガチ硬派の報道番組だったわけで、鳥越の素顔なんて考えたこともなかったわけですな。そこで今回明らかになる鳥越の素顔。よくよく考えればこちらも「別に鳥越の素顔なんて知る必要はねえな」とか思ったわけだが、どうにもこっちのほうが自分には面白かったようで、ついつい最後まで見てしまった。

まあ、最後まで見たのには理由があって、それは「鳥越が『昴』を歌う」という事前情報があったわけであり、それを見逃すわけにはいかないという直感が働いたわけである。どんな歌唱を披露するんだ、鳥越。

そんなスイカップより期待を胸に膨らませた鳥越の歌唱は、なんて表現すればいいのか、乙。

歳相応(64)の味のある歌唱というのか、特別上手いというわけではないが、感じっこ出ている歌唱とでも言うんですかね。十分放送に耐えうるものだったわけですよ。でまあ、それを見ながら自分は特に面白いわけでもないのに大爆笑するわけです。ああ、選択に間違いなしだな、と。


しかし、なぜ堂本兄弟のスタッフは鳥越に歌わせたのだろうか。この番組を毎回見ているわけではないのだが、歌わない回だってあったはずだ。だから今回だって鳥越は歌う必要がなかったはずなのに、歌っていた。果たして鳥越を歌わせたのは誰だ。スタッフか?それとも本人の希望だろうか。まあ、どっちにせよいいもの見せてもらいました。やっぱり録画しておくべきだったか。いや、2度と見ないとは思うが。

一方合間合間でウルルンも見ていたわけですが、暫く見ないうちにクイズの回答者が石坂浩二から伊東四朗に変わっていた。自分が最後に見たのが木村多江の回(半年くらい前)だったわけで、いつの間に変わってしまったのだろう。石坂あってのウルルンじゃなかったのか。引き換え清水圭の残留は解せない。別にいいけどさ。


ここんところジイサンの話ばっかしてるな。なんでだろう。