怖い今井雅之


今井雅之が怖い。

今井雅之は元自衛官という異色の肩書きを持つ俳優である。だもんで、今井が主催する劇団はおもいっきり体育会系のハードな練習のようだ。今回「爆笑おすピー問題」にて、今井が監督した映画に出演した新山千春が「肉練」と呼ばれる本番前に今井がやるハードな運動でぶっ倒れたという話をしていたのだが、正直引いた。新山千春のファンというわけではないが、新山を倒れさせることに何の意味があるのだろうか。

今井はきっと悪い人ではない。けど、お近づきになりたくないという偽らざる本心が自分にある。いや、一生お近づきになることはないんだけど。理由は単純に「怖い」。

自分が主催する劇団の練習がハード、というのは別に構わないと思う。それを望んで劇団員は今井の劇団に入っているわけだし。それは何の問題もない。演劇に対する姿勢もハードな部分はあるが、立派なもんだと思う。

しかし、人間関係の話において、今井の近辺は血生臭い話が多すぎる。

今井がバラエティに出るたびに「むかつく野郎の話」をする。別に野郎と言っても男に限らず、アイドルの話なんかもしたりするのだが、必ずと言っていいほど「殴ってやりたい」とか、バイオレンスな発言に結びつくのだ。それが自衛官魂なのかもしれない(曲がったことが嫌いという意味で、です)けども、あまりに血気が盛んというか、もうちょっと抑えてくれ。

確かに今井の話は痛快な時もある。ただ、最近は痛快を通り越してただただ今井の暴力的なシーンが想像できてしまう。今回の「爆笑おすピー」でも、どっきりなのに(まあ本人には当然知らされていないので酷な話でもあるけど)仕掛け人をボコボコにシャレにならんほど殴ったとかいう話をけろっとした顔でのたまう姿はどうなんだろう。

なんとなくではあるが、今井は「元自衛官」であることをいいことに、自分の暴力性を肯定しようとしているのではないかと思う。決して暴力的なことがいいことではないと思う自分にとって、それが「自衛官仕込みのシゴキ」とか言われたところで、現在自衛官でもなんでもない今井が「たとえ理由のあること」であっても、暴力を振るうことに肯定的であるのはちょっと違和感がある。

筋が通らないことを突っぱねるという姿勢は見上げたものがあるけども、ちょっと今井にはついていけない。軟弱な人間にとって、今井はひたすら厄介な存在でしかないような気がする。テレビで見ていてすらそう思うのだから、実際に今井と会った人はもっとそう思っているに違いない。



トリビアで銀メダルにオレンジの塗料塗ったら金になるというネタをやっていたが
なぜ「金がいいですぅ〜」の田島“ゴリラゴリラ”寧子にやらせない。
もし田島が断っていたらすげえ腹立つ。

広末の長男の名前が普通過ぎてしょんぼり記念日。