そういうことは趣味でやってくれ

「スポーツうるぐす」なんて、今どれくらいの人間が見ているんだろうか。自分も惰性で見ていた時期があったが(チャンネルの流れで)、花田勝が登場するようになってから律儀にチャンネルを変える習慣がついた。

今日飲んで帰ってきたらたまたま茶の間のテレビが「スポーツうるぐす」だったので、見てみたら江川が「ほりう値(ほりうち)」というセンス最悪の名前でもって、セリーグ各球団の戦力を分析していた。ああ、腹が立つ。

江川卓ってのはなかなか球団からコーチだの監督だのの声がかからない。でも原因はなんとなく分かる。たぶん自分が知らない裏事情とかもあるんだろうけど、そんなの関係なしに答えはひとつ。あんな監督イヤだからに決まっている。

基本的に江川がやっている「ほりう値」という概念は、脳内セリーグである。各球団の選手の調子を見て、それを数値化して戦力を判断する。その数値づけに関しては江川が自分の直感を頼りにやっているだけで、なんら根拠らしい根拠なんてのはない。根拠は自分。まあそれを言っては厳しいかもしれないけど。

野球に限らず、ある物事に関して数値付けして自分で分析するということを皆さんはしたことがないだろうか?自分は、ある。まあ無い人のほうが多いのかもしれないが、自分はこういうことを授業中とかに考えるのが大好きな人間なので、江川のやっている事が江川にとってだれだけ楽しいかは想像がつくのだ。

きっと江川は「う〜んと、巨人には小久保とローズが加入したからこれプラスポイントでしょ。小久保が5だとしたらローズは6かなぁ。いや、小久保とローズは等しく5ってことにしとくかな。ペタジーニを6とするならやっぱりローズも6かな…。ま、とりあえずこれは保留にしておくか。それにしても川相が抜けたのは痛手だったなー。マイナス3ポイントかな。まあ、それでもトータルで見ればそんなに影響はないかー。でもなー………」とかひとりで呟きながらこの作業をしていたに違いないんです。そして、この作業中が一番楽しいに違いないんです。なんでそんなことが言えるのかといえば、それは自分がこの作業をしているときに一番楽しいからなんです。

それを悪いこととは言うつもりはない。だって、楽しいから。ただ、その「脳内セリーグ(もしくは俺セリーグ)」を全国放送の電波に乗せて発表するというのはどうだろう。

いくら江川が「野球評論家」という肩書きを有していたとしても、やっていることは「脳内セリーグ」なんです。これを趣味でやるぶんには全然構いません。むしろ好きなもの同士、こういうのを議論できるのってすげえ楽しかったりするし。ただ、その「脳内セリーグ」をあろうことか全国に向けて発表し、さらにそれを各球団の監督本人に見せるというのは、もはや暴挙以外の何物でもない。

なもんで、普段はあまり好きではない中日の落合が、この数値に対して非常に「どうでもいい」という空気を出しつつインタビューに答えていたのはなんとなく心地よかった。だって本当にどうでもいいし。

何度も言うが、別に江川が「脳内セリーグ」を自分で楽しむぶんには構わない。ただそれを全国に向けて発表したり、そのことによってギャラが発生したりするのは勘弁願う。そういうことは趣味でやってくれ。



AV男優のチョコボール向井が公然わいせつの容疑で逮捕。
別にAV男優が公然わいせつで逮捕されることに何の衝撃もないのだが
チョコボール向井の本名が「向山裕」ってどういうことよ。「向井」じゃねえんだ。
そっちのほうが衝撃です。


久々に友人の飲み会に参加したんだけど
大塚愛の認識が他人とズレていることが判明し、
それから急にテンション下がった。ま、いいんだけど。