週末テレビ不毛地帯

曙、K1で武蔵と戦い判定負け。

この試合、自分もテレビでぼけーっとしながら見ていたのだが、曙の負けにほぼ納得である。というか、負けるより他に道は残されていなかった。

2Rアタマの曙の反則もそうなんだけど、結局曙は「寄り切る」ことしか出来ないことが明らかになった。あれはK1ではなく、やっぱり相撲のままだ。いくら練習を積んでワンツーなどの攻撃パターンが組めるようになったところで、自分から動いていくことはまずなく、ちょっと隙があればコーナーまで寄り切ってボコボコにするという攻撃しかしていない。あれは得意戦法とかいうレベルではなく、「相撲」のままなだけである。

未だに曙は「力士」のままなのだ。いくら「体を苛め抜いた」とかいうナレーションのもと紹介されても体重は200キロオーバー。あのボブサップですら130キロくらいしかないことを考えると、明らかに曙は絞れていない。スタミナどうこうの前にまだ格闘家としては「肥満」なのである。前にも曙は「汗をかきすぎだからデブタレの仲間だ」と酷評したが、今回ももう試合前に既に汗だく。あんなんで本当に闘えるんかいなと思った。

そして以前にも指摘したが、曙は決定的に動きが鈍い。K1の売りのひとつでもある「スピード感」に逆行している曙のやってる試合はそもそもK1じゃないような気がしてならないのです。武蔵が気張ったからあの試合見ていられたわけで、あれ、曙と似たような対戦相手だったらつまらないことこの上なしだと思うんだけどなあ。

結局判定とはいえ負けは負け。今後曙が格闘家としてやるべきことはないと思うので、素直にデブタレになったほうがいいんじゃないだろうか。あ、花田勝とやるという究極の手はあるな。



話変わって「紳助特番」。一般人に出演芸能人のフルネームを答えさせるというコーナー。

最初は東大生が出現したが、まあまあの正解率。ある程度テレビを見ている人であれば、あれくらいのタレントなら全員正解できるだろうが、テレビも見ずに勉強していたであろう東大生ということを考えればまあまあだったと思われる。きっと一番難しかったのは「川村ひかる」ね。千代大海というキーワードがあれば正解できるが、顔だけで正解を導き出すにはそれなりの知識が必要である。あとは楽勝かと。陣内もお笑い好きじゃないと難しいな。

それはどうでもよい。問題なのは2人目にでてきた声優のコンサートイベントに集まっていたその筋の方々の画面である。

自分の母親がそれを見たときにしかめっ面をした。確かに酷い。母親はあれが現実として存在することを許容できないようだ。

自分も許容できない。いや、存在自体は許容してあげるより他ない。あの集団に紛れ込むことは本能が拒否するだろうが、あそこでしか生きれない人種もいるわけだし、特段自分に迷惑をかけているわけではないから、存在は許容しなければならない。

ただし、それが全国ネットの番組で放送されることは許容できない。

あの番組はR指定とかかかっていなかったはずである。なのにあの光景を少なくとも15歳以下の人間に見せるのは間違いなく毒である。クスリにはなるまい。

もちろん、製作側としては「秋葉原」という界隈に存在するいわゆるオタクという人種を面白として扱いたかっただけであろうが、そのやり方がえげつない。別にビックカメラエロゲーコーナーにいるヲタク一人を捕まえてそういうことだって出来たはずなのに、敢えて大人数を晒しあげることで、その悲惨さを増幅させたというか、その、言葉にできない「酷さ」があるわけですよ。

作り手に悪意があるにしろないにしろ、あれを全国ネットで放送することが何らかの放送コードにひっかからないほうが不思議でならない。自主規制をしろよ、自主規制を。笑いに昇華できれば作り手の悪意など見えなくなると思ったら大間違いだ。


あ、あとちゃんと見ていなかったので理由が知りたいのですが、なんでTBSのドリフ特番に仲本工事だけいなかったんですか?



とってもローカルかつ個人的な話になるんですが
自分の尊敬する人物のひとりである
地元STV(日テレ系)のアナウンサー明石英一郎さんのやっている
ラジオ番組が最終回を迎えてしまって非常に悲しい。
番組は変われど20年近く絶えずラジオを続けてきた明石アナの声がラジオから途絶えることになった。
いづれ復活するとは本人の弁なれど、少なくともこの春から彼のラジオが
聴けなくなることに対して、物凄いショックを受けています。
伊集院光よりもナインティナインよりもラジオの神様は自分にとって明石アナなのです。
明石アナ、お疲れ様でした。そしてまた復活してくれ!