前クール４月から朝のワイドショーの勢力図が激変した。トップをひた走るフジの「とくダネ！」」に対抗するために各局がテコ入れを行った結果だ。日テレは「子宮ガンの手術が主婦層の支持を得られるかも」みたいな本当に観測的希望だけで起用した向井亜紀をとっとと引っ込め、その後の番組で実績があった峰竜太を司会に起用し、その脇には本当になんでもこなす麻木久仁子を添えて「ザ・情報ツウ」をスタートさせた。
これが結果的に大当たりになったようで、かつての「ルックルックこんにちは」のころの勢力を取り戻し、現在のところフジＶＳ日テレという朝ワイドショーの勢力争いが展開されている。そんな２強対決の脇に置かれた感じではあるが、もうひとつテコ入れを行った局がある。テレ朝の「スーパーモーニング」もテコ入れされたのだ。メインキャスターに据えられたのは前田吟である。なぜ前田吟なんだ？という疑問が生じたが、とりあえず番組はスタートした。
そして前田吟の司会はその疑問を何一つ解決することなく9月で終了になる。
何も答えが出ないまま、吟はお役御免となった。そんな吟本人にすれば、視聴者に「なぜ？」の疑問を残した加害者であるとともに、あっさり降板の憂き目をくらった被害者でもある。いや、どっちかっていうと被害者なんだろうけど。誰からも期待されず、そして善戦もせず、結局大方の予想を裏切ることなく降板。はっきりいってこれは
テレ朝が前田吟に対して仕掛けたイジメである可能性がある。
イメージとしてはこんな感じだろうか。「学校で誰もやらないからとりあえず教師の指名で学級委員にならされたけども、誰も応援してくれなく、しかも失敗したら教師から『おまえ、やる気あるのか？』と怒られた」みたいな。吟も相当にへこんでいることだろう。それとも依願退職なのか？どっちにせよいろいろ心労があったのは間違いないだろう。
そんなわけで、こんな前田吟にエールを送りたい。
大丈夫だ吟！ＴＢＳに抜擢された露木さんもすぐ吟の仲間になるって！
露木氏の出演している「おはよう！グッデイ」を見ても、「彼がいつセクハラをするのか」というのが気になって全然グッデイにならないんだもん。まだ以前の「エクスプレス」や「おはようクジラ」のほうがよかったのに、どんどん深みにはまっていくＴＢＳの朝番組はもはや魔物が住んでいる。ジャストは調子いいのに。
だったらいっそのこと「安住24時間テレビ」でいいんじゃないかと思ったり。
局アナだからそんなにギャラもかからないし、終日安定した視聴率が取れると思うぞ。あ、労働基準法とかはこの際スルーってことで。
