ハマらなかったようです

・笑神降臨
シーズン2の初回はサンドウィッチマン。NHK初登場。


4本のコントはどれも面白く充分に堪能できたし、会場の客の反応もすこぶる良かったわけだけども、「呑気か。みやすのんきか」という、キングオブコントでも披露したツッコミの部分だけ会場の客が全く反応しなかったことに自分は大笑い。


みやすのんきといえば80年代を代表する「ちょいエロ」の漫画家として、自分よりちょっと上の世代にはお馴染みなわけだけども、会場にいた客は若い男性か女性で埋まっていたのか、どうやら誰も分からなかったらしい。決して「みやすのんきがちょいエロの漫画家」という意味で反応が起こらなかったわけではないと思いたい。収録時期としてはKOCよりこちらが先だと思うのだが、この収録で全く笑いが起こらなかった突っ込みをKOCできっちり披露したサンドウィッチマンはなかなかの勝負師。

ゲスオシャレ

・しゃべくり007
面白いんだけど3時間は長い。にも関わらずなぜドン小西の放送時間があれだけ短いのか。


しかもドン小西はドンコニありきで呼ばれたわけではなく、どうも新選組リアンの呼び水として呼ばれた感が満載。新選組リアンに関しても「はいはい紳助紳助」で世間が済まそうとしている間に着々と「売れてます」感を出そうとしてきているので、自分は全力で「コケろ!全くCD売れるな!」と願っておきたいと思う。内田恭子のCM同様放置は危険。


さて彼らのことはどうでもよくドン小西。オシャレ&ダサい芸能人の名前でひとしきり盛り上がった後、ファッションで分かる女性の性格と口説き方という、いかにもドンコニが盛り上がりそうなゲスい企画をやっていた。なんというか、バブル時代の匂いがプンプンします。


自分はドン小西のことが結構好きなのであるが、なぜかといえば「オシャレであること」をかなりの割合で「モテたい」に置き換えようとしているからだ。あのくらいの年齢になると「モテたい」という要素はだんだんと形を潜めて、より婉曲に婉曲に「さりげないオシャレでさりげなくモテたい」という方向に行きそうなもんだが、ドンコニに関しては直球170キロのストレートで「モテたい」というガッハッハイズムが満載である。恐れ入る。


どうもオシャレさん、特に奇抜なオシャレさんは「オシャレであることは自己表現であり、他人がどう思おうと関係ない」みたいな印象を、非オシャレである自分は感じるわけであります。しかし結局はモテたいだけなんだ、と奇抜なオシャレさんであるドンコニは言ってるわけですよ。そこんところのゲスな素直さが自分は憎めないわけであります。心底人間が曲がっている自分のような人間にはとても真似できない。無論、したいと思うかどうかは別として。