バイバイでさようなら

自分が札幌ドームでももクロちゃんで熱狂しているその裏で、「めちゃイケ」では視聴者の無責任な投票によって人生を左右された人間がおりました。三中元克さんと言います。


元々「素人」としてめちゃイケの新レギュラーに選ばれた彼は、お笑い芸人としてプロの道を歩むことになり、その一連の流れ(説明が面倒くさい)で、「もう一度プロとしてレギュラーにふさわしいか視聴者投票で決める」ということになりました。番組では「国民投票」という言葉を用いておりましたが、しゃらくさいんで「視聴者投票」と言い換えてます。


番組や三中本人にとっては重大事なのでしょうけども、ももクロちゃんに熱狂していた自分やその他大勢は「どうでもいいこと」であり、彼がレギュラーであろうとそうでなかろうと知ったことではないのです。それが「番組であんなに合格に向けて煽っていたのに、まさかの不合格」という結果を生むことになります。個人的には「いくらでも合格に細工できただろうに、ちゃんとガチで発表したのかな」とは思いました。もちろん番組が不合格という結論ありきで不正をした可能性もないわけではないですが。


番組に対する三中への扱いや、この一連の流れなど言いたいことは山ほどあったのですが、幸いにもももクロちゃんが全ての思考をマホロバケーションにしてしまったので、今の自分ができることは、三中の気持ちをももクロちゃんの曲を借りて代弁することくらいです。



「バイバイでさようなら」



私の目の前に 終わりがある
答えを見つけなさいって 迫られてる

プロの芸人になることによって「めちゃイケ」レギュラーの座を卒業しろと迫られています


怖くてたまらないよ けれどそこを
超えていかなきゃならないとしたら

そりゃレギュラーの座を引き換えにしてまでプロの芸人になるのは怖いってもんです


小さな心の痛みで悲鳴を
あげていたのが なんか嘘みたいだね

みちのくプロレスの練習で悲鳴をあげていたのが嘘みたいです


人間が必ず通る道と
わかってても 勇気さえ震えてくる

この世界で生きていくとすれば、このような選択は必ず通る道なんだろうけど
分かっててもやはり震えてきます


考えてたつもり でもどこかで
どうして私なの?って思ってる

この先どうしようって自分なりに考えてたつもりなんだけど、みちのくプロレスに行けと
言われたときは「どうして俺なんだよ」とは思ってましたよ


リハーサルがあったら きっと準備できた
そんなの言い訳だ
人生をかけた アンコールのない舞台なんだ

生放送じゃなかったら、準備が出来たなんてのは言い訳でしかないです
今回の視聴者投票は人生をかけたアンコールのない舞台です。


真っ白な光 眩しくてひとり
だけど ひとりじゃない気配がする

ネタを披露したときはライトが眩しかったです。
だけど隣に相方がいるんでひとりじゃないです。


あきらめないで 叫んで歌ったら
遥かなこの想い きみの胸に聴こえてるかな

あきらめずにネタを一生懸命やったら気持ちは伝わると先輩芸人は言ってたけども
レギュラー合格のこの想いは 本当に視聴者に伝わったのだろうか


ありがとう バイバイでさようなら

結局不合格でした。今までありがとう。レギュラー卒業します。
バイバイでさようなら。



三中は「AMARANTHUS」聴けばいいと思うよ。