あると思います

爆笑レッドカーペット」に天津木村の詩吟。


天津木村といえば年末に関西で放送されている「オールザッツ漫才」においてSEXあるある詩吟(通称エロ詩吟)を披露し、番組放送中に「不適切な表現がありました」とテロップで流されたことのある男。当然北海道では放送されていないが、ネットで見た時はあまりの下ネタっぷりに大爆笑した。


それから暫くして、特番の「レッドカーペット」に出演したときにはエロ詩吟ではなくデートなどの場面を想定した単なる「あるある詩吟」を披露。あるあるネタを単に詩吟に乗せただけだったので、当然のように受けもイマイチ。これがエロになると途端に面白くなるから不思議なのだが(エロを詩吟で吟じるという行為そのものが可笑しいのだろうが)、やはり全国放送のゴールデンの時間帯には相応しくないとの妥当な判断だった。


しかしやっぱりどうせやるならウケを取りたい。そんな思いが結実したのだろう。今回木村が披露したのが「男の気持ちを吟じます」と称して披露した「ちょいエロ詩吟」だった。前回のような単なるあるある詩吟でも、そして関西でしか放送できないどストレートなエロ詩吟でもなく、丁度その中間くらいに位置する「ちょいエロ詩吟」。シチュエーションもネタの際どさも両者の中間に位置するこの絶妙さ。見事に面白かった。「なんだか今日イケそうな気がする」というフレーズの発明が全てだと思う。


下ネタってのはどストレートな面白さってのも確かにあるんだけど、どストレートだと笑えない人ってのは確かに存在するわけで(女性なんかは特にそうだと思いますが)、それを薄くてもオブラートに包んでやることで途端に笑いやすくなるというもの。番組では木下優樹菜が大笑いしていた。まあ木下の場合はどストレートなエロ詩吟でも笑いそうな気はするが、それでも女性を笑わせる下ネタというのはテクニックとしてはどストレートなものより上であると自分は確信する。


あとエロ詩吟はネタそのものよりも、詩吟を吟じた後に木村が「あると思います」と呟くのが面白い。小島よしおの「そんなの関係ねえ」「オッパッピー」よりも「チントンシャンテントン」のほうに自分は面白さを感じていたのだが、世間ではあまり重要視されていなかった気がするので今回もちょっと気になる。「あると思います」の一言が重要なのだと主張しておきたい。


というわけで、最後に今話題のあの人に詩吟を吟じて頂きました。

oguri 「仕事で〜〜〜ぇ〜〜ぇ〜〜〜」

oguri「共演した女優と〜〜〜〜ぉ〜〜〜お〜〜〜」

oguri「また同じドラマで共演した場合〜〜ぃ〜〜〜い〜〜〜〜〜」

oguri「なんだかイケそうな気がする〜〜〜〜 ていうかイケる〜〜〜 山田優〜〜〜」


oguri「あると思います」


それはお前だけ。