図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る

図書館戦争
アニメ。北海道では27日深夜にようやく初回が放送。


原作のファンでもある自分は「墓場鬼太郎」の放送終了を惜しみつつもはやく「図書館戦争」が放送されないかと思っていた。んでまあ、初回の感想であるが「原作を読んでない人にはなんのこっちゃ分からない気がする」だった。


原作者の有川浩が描く小説は軍隊の描写が綿密であり、この「図書館」シリーズも図書隊防衛部という軍隊の設定や描写が丁寧であるからこそ本筋のベタ甘な展開が生きてくるわけで、この図書隊の組織の描写を省かれてしまうと本筋のラブコメで盛り上がられてもイマイチ乗り切れない部分がある。アニメゆえ軍隊の描写よりラブコメが優先されるのは仕方がないにせよ、その一方でこれでは何のために「図書館」シリーズをアニメ化しているのかよく分からないという気持ちもあったり。


悪くはない、けども褒めるところも特に無い。という微妙な印象。