「IQサプリ」ゴールデン進出


クイズ番組に目が無い自分であるが、この度「IQサプリ」がゴールデンに進出したので言及しておこうと思う。

番組の趣旨を大雑把に知りたい人は当方の「過去の駄文」の2003年12月後半を参照されたし。以前IQサプリが年末に放送されたときに取り上げている。その時には「来春あたりにゴールデンにでも進出するつもりか」と書いたのだが、まんまと予想が当たってしまった。

説明はそちらに任せるとして、今回はフジテレビの深夜番組だったときとのマイナーチェンジが計られている部分から触れる。

司会が変わった。サプリマスターと呼ばれる司会が深夜版は篠井英介だったのに対し、ゴールデン進出に伴い司会は伊東四朗になった。別に伊東四朗も悪くは無いが、篠井英介の司会があの番組には相応しいと思っていたので少し残念である。加えて伊東四朗は以前に「ウィーケストリンク」での失敗(といっても伊東に過失があったわけではないが)があるもんで、その起用に若干の疑問。

また、「すっきり」「もやもや」の表現方法も少し変更が。すっきりはただ「すっきり」になり、どのくらいすっきりしたかを表現できなくなった。それに比べて「もやもや」はセット真中にあるホールのような場所に「もやもや」のボールを無制限に投げつけることができるようになった。「もやもや」のボールは最終的にサプリマスターの頭上に落ちてくるようになっているわけだが、その量が増えたように思える。つまりは「頭にボールが降ってくる」という図式を分かりやすく強調するためであろう。

出題内容は以前と同じ。サルヂエしかりの知能クイズである。あえて言及しない。


変更点を踏まえた感想を述べるとすれば、なぜ「すっきり」「もやもや」を数値化することを廃止してしまったのだろうか。

ただ「すっきり」を数値化せずに「すっきり」としてまとめてしまうのは構わないと思う。すっきりは究極的に言えば何の意味も持たないからだ。ただ、「もやもや」は違う。「もやもや」のボールは、パネラーが投げた分だけ最後に伊東の頭上に降り注ぐわけだから、ビジュアルとして「頭上にたくさんたまっている」という表現も重要であるが、それ以上にその「もやもや」がどれだけたまっているのかを数値化したほうが絶対にわかりやすい。

「もやもや」のボールを制限する必要はないとは思うが、「いくら投げたか」を数値として表示したほうが、より「もやもや」の具合がわかってよろしいのではないだろうか。

それにしてもこの「もやもや」という制度、自分はこれを週明けの学校とか職場とかで自慢げにひけらかす奴がいたら「拳」という名の「もやもや」を直接お見舞いしていいですよ、ということを暗に表現ているんだと勝手に解釈しています。脳内をすっきりさせる前にお前の記憶をすっきりさせたろか、ということですよ。


余談1:モーヲタにとっての今回のIQサプリの見所は矢口VS森永卓郎であった。殆ど絡みが無かったが。

余談2:宿題サプリの答えは「筋肉」ですよ。検索していた人がいたので、一応。