それでもボクは

めちゃイケ」で3年振りの「笑わず嫌い王」。昨今のお笑いブームによりコーナーそのものの存在価値が相対的に下がってしまったため、3年もの間封印していたのだとか。だったらなぜ今復活させる必要があるんだというツッコミは野暮なんだろうな。しかもさまぁ〜ずがいない。


さすがにこれだけお笑い芸人が毎日のようにテレビに出演しているわけで、初見の芸人はまだ放送されてない後編を通じてもなし。今回の目玉新人とも言える夙川アトムも唯一のテレビ出演だった「あらびき団」を見ていた。同じネタやってた。


そんな中で気になったのはキングオブコメディ。オンエアでは当然のようにボケであるブサイク今野がいじられていたが、やはりキンコメといえば昨年痴漢で逮捕されたツッコミの高橋のほうをいじるべきだったように思うのだが。逮捕はされたものの、年末に不起訴処分となり年明けから活動を再開しているわけで、今何事もなかったかのようにテレビにちゃんと出れている状態がもう既に面白い。ドランクドラゴンの影で、とかいう説明なんかよりちゃんとしなきゃならない部分だろう。


もっとも高橋にすれば、それはもうイヤな体験なわけで笑いに転化するのもまだ厳しいのだろうけど、他の芸人にはない世にも珍しい体験をしているわけで、これを笑いに活かさないのは勿体無い。しかもこの日はめちゃイケのあとに痴漢冤罪をテーマにした映画「それでもボクはやってない」が放送されたわけで、これに乗っからないテはないように思うのだが。これらのボールをことごとくスルーしているのがなんかもどかしくて。


そもそも番組中では高橋に殆ど触れられていなかった。そりゃ今野の顔が面白いのはわかるし、番組としてはそこをイジるのが正解なのだろうけど、キンコメが大ブレイクしていないとはいえ、それなりに知名度のあるコンビで今更今野のブサイクを触れられても苦笑するしかない。だったら高橋の痴漢をイジれよ、と。


ネタに関しても事務所の後輩に当たるラバーガールのネタみたいだった。キンコメはもっとキンコメらしく、かつ面白いネタが他にあるような気がしたんだけど。


結局キンコメのことしか書いてないな。まあいいか。