女性セブンにオセロ中島が太ったという記事が出たので、「何か激太りの真相が分かるのでは?」と喜び勇んで立ち読みしてみたら、自分が書いたことどころか単なる悪口レベルの記事でげんなりした。
シークレットシークレット
Perfumeの「のっち」こと大本彩乃がフライデーに交際報道をすっぱ抜かれました。
自分はフライデーの記事そのものは読んでおりませんが、スポーツ新聞の報道によるとロックバンドSTRAIGHTENERのボーカルホリエアツシがのっちのマンションに一人で訪れたとかで。女性の家に一人で訪れて何もしないのは今流行りの草食系男子でありますが、このホリエさんとやらがそうであるという確証はないので、まあそういうことなのでしょう。報道を鵜呑みにすれば、の話ですが。
わたくしは一介の「Perfumeリスナー」にすぎないので、この報道を聞いたところで「ほえー」という感想しか出てこないわけですが、おそらくは日本中にいるPerfumeおよびのっちファンはこの報道に少なからず驚かれたことだと思います。わたくしめも旧モーヲタとして似たような報道を浴びまくってきたわけで、その心中は察するに余り余るわけです。
でまあ、素直に「Perfumeの全てが好きだぁぁ!」という情熱を爆発させている人は全力で悲しみに暮れればいいと思うのですけども、おそらくそんな人は半分も存在しないのではないかと思います。なぜなら「Perfumeファンの多くは素直にアイドルとしてのPerfumeを認めたがらない」からです。
1年ほど前に「いつだって言い訳は必要だ」というタイトルでもって、Perfumeをアイドルとしてではなく歌手として、テクノポップユニットとして好きだという人たちについて書きました。詳細は文章を読んでいただければ幸いでありますが、簡単に書けば「Perfumeをアイドル扱いしてないという人たちに限ってアイドルを追いかけるがごとくズブズブにはまっていくから気をつけろ」という内容でした。
そして今回そんな人たちを試す機会が遂に訪れたわけです。
もちろん「Perfumeを歌手として好きな人たち」からすれば、のっちが誰と付き合おうがあ〜ちゃんが本物のゴリラだろうが、はたまたかしゆかが自宅で黒魔術の儀式を行っていようが関係ないわけです。なぜならアイドルではないからです。いや後者二つは歌手だろうと気になりますから関係はあるんですが、少なくとものっちに恋人がいることは関係ありませんし、そう捉えているファンならばはっきりとそう表明できるはずです。あるいはPerfumeをアイドル扱いしていないのになぜかこの報道に悲しみを覚えている人たちも、歯を食いしばって痩せ我慢で「は、全然悲しくねーし」とはんにゃの金田の如く言わなければならないのです。さぞ苦しいことでしょう。
でも本当は全力で「うぉぉぉぉぉ!俺ののっちぃぃぃぃぃ!」と叫びたいはずなんです。奇しくも自分が一年前に書いたように「いつだって言い訳は必要」なのです。だから今回わたくしハトヤが「Perfumeはアイドルではないけど今回の報道が悲しい」という言い訳を考えてみました。
のっちの「露出する太腿」がPerfumeというユニットと不可分の魅力だから悲しい、というのはどうでしょう。
一応自分も20代の男性ですから、ハタチにもなる女性に男性の一人や二人いても不思議じゃない、むしろ自然だとは思いますし、さらに「のっちが処女である」なんて幻想を抱いているわけでもありません(裏を返せば10代男性のマジヲタだったらそう信じていたかもしれないということですが)。だからやっぱりのっちに男がいたところで悲しむべきではないのでしょう。
けど悲しくなるのはなぜか。それはのっちはPerfumeにおいて「太腿を露出する人」だからです。のっちの太腿はパフォーマンスの点でPerfumeというユニットの魅力と不可分な存在なのです。あの太腿はPerfumeがアイドルであろうと歌手であろうと、はたまた山伏であろうとも間違いなくPerfumeの魅力のひとつなのです。しかしその魅力の太腿が、のっちに男がいるという事実によって「あの太腿を自由にしている男がいる」という今までなんとなくそうは思いつつも目をそらしてきた事実と向き合わなくを得なくなるわけです。つまりは報道によって純粋に「のっちの太腿」を楽しめなくなったということ。これはPerfumeがアイドルだろうが歌手だろうが「悲しむべき報道」に違いはないのです。これを悲しまずして何に悲しめばいいのか。
いかがでしょう。なんとなく「べ、別にのっちに男がいて悲しいのはPerfumeがアイドルだからじゃないんだからね!」とツンデレ的に言い訳できたような感じがしないでしょうか。あくまで「Perfumeの魅力が損なわれるから悲しいんだ」と。自分がそういう立場だったら堂々とこの説を述べてると思います。
ただ、いかに自分が力説しようとも他人が傍から見れば「やっぱりあんたPerfumeのことばっちりアイドル視点で好きなんじゃねえか」と思われるでしょうけどね。我慢しているのも見苦しければ、所詮自分が書いた「言い訳」も「言い訳」でしかないのです。こういう報道が出てしまうこと自体Perfumeは紛れもなくアイドルということを、アイドル否定派の方々はようやく実感することができたんじゃないでしょうか。
今週の平岩紙
のっちに続いてタイノッチ第29話。千原せいじ率いるセイジッチチーム再びで、これまた以前に放送したカルテットボウリングを。
普通のバラエティ的には全然アリなセイジッチチームの登場なのだけど、ことこの番組に関しては紙ちゃんの存在意義がとことん薄れてしまうので全く評価できないのです。ただでさえボウリングの貢献度が低い紙ちゃんなので、今回の放送なんて殆ど空気。
一方でセイジッチチームの紙ちゃん役こと青島あきなは完全にバラエティ慣れしていて、自分がこの場所で何が求められているか分かっているもんだからきっちり見せ場作ってちゃんと放送に乗るわけですよ。しかし紙ちゃんはそういう人ではないので、完全にワリを食って映らない。別に青島あきなは好きでも嫌いでもないけど、こういう普通のバラエティにおけるソツのなさが「タイノッチ」に限っては本当に余計で全然可愛げがありません。「タイノッチ」スタッフはそこらへんをもうちょっと考えるべきだと思うぞ、本当に。普通のバラエティじゃないんだからさ。
とまあ軽く怒ってみたものの、あくまで紙ちゃん視点の評価なのでこれが正しいかと言われれば「それは分からない」と答えるしかないのもまた事実。他の3人のファンには何の問題もないのかもしれません。
というわけで今週の平岩紙
・「タイノッチ」で物足りない部分は「風に舞い上がるビニールシート」の赤メガネ紙ちゃんで補完せよ