正しくて嫌いだ

これは「正しい・正しくない」ではなく「自分の好き嫌い」の問題である。

 

 

 

 

こんなニュースが入ってきましたね。

 

脚本家の橋田壽賀子さんが、番組収録のステージで同業の江頭2:50さんから強引にキスされるわいせつ行為を受けたとして損害賠償などを求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。

 裁判長はキスが「一方的かつ暴力的だった」と認め、請求通り1円の賠償を命じた。

 判決によると、2人は2001年7月、約300人の観客が参加した「笑っていいとも!」の収録に登場。江頭さんは上半身裸の黒タイツでステージに登場し、橋田さんがトルコの話をしようとすると、強引にキスをして口をふさいだ。

 裁判長は、橋田さんが当時、「気にしてない」と言いながらもいいとものディレクターを正座させていたと認定。江頭さん側は「口封じをするなら、自分の口しかない」と主張したが、ちょっと何言ってるか分からないなどとして退けた。

 その上で、キスは不法行為に該当するとして江頭さんは損害賠償として80万円を支払う義務を負うと判断。その一部として1円の支払いを命じた。

 

橋田壽賀子は先日亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

 

自分は橋田壽賀子は全然好きじゃなかったし、江頭をいいとも出禁にしたのも大人げないとは思ったんだけど、それでもまだマシなのは「それで済ませている」ことなのです。これを「江頭2:50伝説」とするか「ふかわりょう裁判で賠償命令」とするかは紙一重だ。

 

ふかわりょうのやったことは「一般的な常識に照らし合わせれば」やってはいけないことなのは、ふかわ本人だってよく分かっているわけで、それが一般常識が通じない相手の岡本夏生だったからこそ、イチかバチかで勝負に出たわけだ。その結果惨敗だったとしても、だ。ふかわが不憫でならない。1円の賠償金で裁判した岡本夏生が凄いとか言ってるやつらは、たぶんマリエの話も信じているような人たちだ。

 

そのうち森三中村上がダウンタウン浜田に「ガキの使い」でがっつり乳揉まれていたことに関して「第三者」が目に見えるセクハラとして訴訟を起こす日が来るのかもしれない。もはや江頭のキスで笑うのも、事情がどうであれふかわに同情するのも許されない時代になっていくのだろうな。とてもいいことじゃないか。ただ自分はそんな時代は息苦しくて死にそうなので、そんな時代が来る前に死ぬと思います。それでけっこう。