贈る言葉

金八ファイナルを見る。点数から発表すると、100点満点中の580点です。自分なりの金八点数補正があるにせよ、面白すぎた。4時間があまりに短い。テレ東みたく12時間ぶっ続けでやれば良かったのに、とすら思う。


まさに「出し惜しみなし」といった豪華演出。昔のファンもそして最近からのファン(がいるのかどうかは不明だけど)の心もがっちり掴む演出は、集大成の名にこれほど相応しいものはないです。


まあ金八ファンを名乗ってはいるんですが、第4シリーズからのファンであり、第1、第2をマトモに見ていない自分が言うのもアレなんだが、加藤優こと直江喜一のくだりが神懸っている。あんなん見せられたら金八知らない人だって泣く。泣きますとも。


色々書きたいことがあって、正直もう2度くらい見直そうかとは思ってるんですが、とりあえず書きたいことといえば「坂本乙女の結婚」でしょう。第8シリーズでやるの?やらねえの?のまま有耶無耶にされてしまった乙女の結婚。今回結婚式を挙げる形でようやくカタがついたことになりました。過去の先生たちを集めるという口実にもなりましたし、実に綺麗に収まっていたと思います。ただし悔やまれるのは、肝心の真里さんの出番があまりに短すぎて、セリフもほとんどなかったこと。金八先生のサイドストーリーでもある金八一家の締めとして、真里さんには泣かせるセリフをしっかり吐いてほしかった。


それと同時に無駄に出世してしまった本仮屋ユイカ嬢がウェディングプランナーとかいって登場したのには笑う。最後の卒業式のシーンでひとり青いドレスを身にまとい(役名が青沼だけに青いドレスだったんだろうか)悪目立ちをしていたのにも笑ったが。ユイカ嬢は金八の出世コースではなかったんだが(要するにサブでしかなかった)、第6シリーズでは上戸彩の次に活躍したゆえの変な目立ち方。あと笑ったのが矢沢先生(山田純大)の柔術。あそこで死ぬほど笑った。有言実行されるとは。


さて580点と最初に点数をつけたわけだが、本当は600点と言いたかった。しかし20点減点したのはなぜかといえば、最後の卒業式に第6シリーズの看板でもあった上戸彩と、そして第7シリーズの看板であった「へいひの(平成の火野正平)」こと濱田岳がいなかったこと。これは20点減点せざるを得ない。セクシーナイトこと三原じゅん子参院議員はいたのに、である。いろんな都合はあったんだろうが、せめてへいひのだけでも出してほしかったなあと。


しかしまあ大満足。大満足でしかない。ありがとう金八。そしてさようなら。