スッペシャルウィ~クじゃん

気付いたら全ては終わっていた。

 

翌日(つまり今日)の仕事がちょいと早かったもんで、普段ならまだ寝るか起きてるかくらいの24時半にいつもより早めの目覚ましアラームを携帯に設定し就寝した。なんだか携帯の着信ランプが光ってるなあと気付いて、そのニュースを見たのが朝の4時半。自分が気を失っていた(寝ていた)のは実に4時間。その間にナイナイ岡村隆史は結婚を発表し、そして生放送のラジオでは大いに盛り上がり、自分が気付いたときには全て終わっていたのだ。仕事行かなきゃいけないのに、あまりに悔しくて起き抜けに更新している。

 

今週はラジオ業界でいう聴取率週間、いわゆるスペシャルウィークである。最近またナイナイのANNは聴かなくなっていたのでまた通常回も生放送に戻ったのかどうかは分からないのだけど(そういう情報は目にしていない)、今週はスペシャルウィークなので生だったのだろう。入籍は既に済ませていたようで、岡村が生で発表することを目的として調整していたのだろう。番組中でも「最初の報告はラジオで」と言っていたようだし。申し訳ないが全てはネット記事からの引用だ。だってまだ聴けてないんだもの。

 

ラジオでの結婚報告なんてただでさえ盛り上がるのに、そこにゲストに呼ばれていたaikoは生歌で祝福するし(そういやaikoは山里結婚のときにもゲストで呼ばれていた)、裏のおぎやはぎが生電話するわで、生放送ラジオの醍醐味を全て詰め込んだような、GW前の騒動とは全く逆方向での「全員が楽しい祭り」を、たった数時間気絶していた自分は全てやり過ごしたのだ。後悔しかない。

 

もちろん今はradikoという超絶便利なツールがあるので、放送そのものを聴くことは出来る。しかしその時の興奮だとか熱量だとか息遣いってのはやっぱり「生」で聴いてこそ、だと思う。あくまでradikoの後追いはその時の空気の疑似体験であり本物ではない。岡村が結婚したという報道はANNが始まる寸前にリークされたようなので、自分もあと数十分起きていたら目にした可能性はあったのだ。そうすれば聴かないという選択肢はなくなり、おそらく今日は眠たい目をこすりながらも、その瞬間に立ち会えたことの充足感とともにあっただろう。本当に悔やまれる。

 

スペシャルウィークは「通常回ではない特別なことをやって普段聴いていない人に聴いてもらう」という性質上、普段聴かれている数字が反映していないのではという批判は分かる。その点でTBSラジオがいち早くスペシャルウィークという概念を廃止し、radikoの再生回数などを指針に取り入れたことも理解できなくはない。

 

しかし岡村が既に入籍を済ませておきながら、ここまで発表を先延ばしにしたのは「スペシャルウィーク(および生放送にしてどこより先に報告する口実)があるから」に他ならないだろう。古い慣習かもしれないが、それだけ「スペシャル」なことが起きるからこそ、リスナーはワクワクするのだ。

 

スペシャルウィークはなくなった」と言いながら、スペシャルウィーク週に企画としてはさほど面白くもない「メシに一番合うおかずを決める」という「山里秋のハン祭り」を行い、そのゲストに「本の宣伝」という名目で間違いなく数字を持っている伊集院をブッキングするTBSラジオの「なんだかよく分からなさ」と「このままだと裏の乃木坂ANN(しかも卒業を控えた白石麻衣出演)に完敗しそうでヤバい」感(実際伊集院は自身のラジオで前回のレイティングで山里が負けていたことをほのめかしていた)は、あんまり面白くはない。じゃあスペシャルウィークやればいいのに、と素直に思う。

 

それはともかく、あの騒動(個人的には割となあなあになった感はあったけど)が結婚の契機になったのかと考えれば、人生何が起こるか分からないものだ。

 

忘れていたけども、最後に、結婚おめでとうございます!この後眠い目をこすりながら仕事行きつつradikoで聴くよ!

(10/23 7:45更新)