僕らが旅に出る理由

更新を2か月もさぼっていましたが、やめたわけではないんですよ。単に更新するチャンスがなかっただけです。ウソです。さぼってました。まあ誰にも強制されてないんでサボったという言い方が正しいのか分かりませんけども。


じゃあなんでいきなり更新しようと思ったのか。なんとなく書きたいと思ったからです。


北海道では東京での放送からそこそこ遅れて「タモリ倶楽部」が放送されています。んでもって先日「旧型の信号機が絶滅しつつあるよ」という回を見たのですね。そこで北海道の信号マニアの学生さんが呼ばれて、色々説明をしていたわけです。


んで彼は信号マニアと同時にAKBの柏木由紀さんのファンでもあったらしく、ゲストとして呼ばれた柏木さんと握手会で写真を撮ったことがあるという話をしていました。実際にその写真も放送されていました。まあこれを「キモい」と一蹴するのは簡単なわけですが、自分はこれを見て「ああ、何かを突き詰めていくとこういうこともあるんだなあ」と妙に考えさせられたわけです。いや全然深い話ではないんですけども。


信号機マニアの彼がどう思っていたか分かりませんけど、テレビを長いこと見ている人間からすれば、「タモリ倶楽部に出演する」なんてことは発想としてないわけです。もちろんタモリ倶楽部にはマニアックなテーマが題材の回があるので、そのマニアックなものにピンズボではまれば出演することもあるんでしょうけど、それは宝くじにあたるようなものであり、普通はありません。


信号機マニアの彼は学生にしてその宝くじに当選したようなものです。それだけでも一生モノの自慢のような気が自分はするのですけども、そこにさらに上乗せして「握手会に参加するほど好きな柏木由紀といっしょに出演する」なんてことが起きたら、もし自分が同じ立場なら卒倒してしまうのではないかと。それが市川紗椰ならともかく、柏木由紀タモリ倶楽部ですから。夢の話でしかないです。裏を返せば、普段テレビで見ているような憧れの人物と「一般人」が出会うには、こういうことでも起きないと無理なんだよなあとも思いました。


だから金持ってる社長が芸能人と付き合う、というのは「金でその権利を得た」という意味では自分は「ある意味健全なのでは」とふと思ったわけです。好き嫌いは別として。手の届かない存在である人物と出会うには「運」か「金」がいる。運はどうにもならないわけで、だったら努力次第ではどうにかなるかもしれない「金」によってそれを得るのは、実は一番正攻法なんだろうなあ、と。タモリ倶楽部のマニアックなテーマで呼ばれたときに自分の好きな人がゲストとして呼ばれる確率と、大金持ちになって芸能人と近づく確率であれば、僅かながら後者のほうが高いのでは?


そんなことを考えながら自分は「チア☆ダン」で土屋太鳳ちゃんの太ももを見てホクホクしています。奇跡は起きない。死ねばいいのに。