突然ですが、ドラマを褒めます

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。ハトヤ37歳、実は結婚もしてまして子どもも二人います。ここ数年更新がままならなかったのは、やはり家族のためにしっかり働かなければならないという事情もありましてですね、はい。別に隠していたわけではなかったのですが、なかなか言い出す機会もなく。唐突ですがこの場で発表してみました。まあ誰も気にしてはいないんでしょうが。


さてなぜいきなりこんな事を言い出したのかといえば、今日の更新に大いに関わってくるからですね。本日は西内まりや主演の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」を絶賛してみたいと思います。


西内まりやが海外留学のために空けていたスケジュールを棒に振ってまで取り組んだ月9の主演。映画やドラマのスケジュールが立て込んでいるにも関わらず出家してしまう人とは雲泥の責任感であります。たぶん西内も精神的にも肉体的にもギリギリでやっているとは思うのですが、逃げ出さないんですよ。それだけでももう褒めるに値します。


このドラマは「結婚したい女」高梨(西内)と「結婚したくない男」名波(フランプール山村)の恋愛事情を軸に話が進む。自分も結婚するまでに「結婚したい」と「したくない」の恋愛観が右往左往した経験をした。このドラマで名波が「結婚したくない」と主張するのもよく分かるし、「結婚したい男子」である神谷(山崎育三郎)や小野(森田甘路)の気持ちも分かる。自分は男ではあるけども、高梨の気持ちも分かるし、実にこの年代の結婚観を繊細かつ如実に描いていると思う。原作はもちろん脚本、キャストの力量も大きいのではないだろうか。


…………これでどうだ………    もう充分だろ………   まだだと? まだ褒めろというのか………


主演の西内がデキる銀行員を演じているのがスタイリッシュでかっこよく新鮮。フランプール山村もドラマ初出演ながら、自然体の演技で「こんなアナウンサー、いるんじゃないか」と思わせる溶け込み方。たまに見せる切ない顔が女心はもちろん、オッサンの自分の心すらくすぐるのだからニクい。また、名波の恋のライバルとなるデキる証券マン神谷を演じるミュージカル界のプリンス山崎育三郎がこれまたカッコいい。高梨を奪い合うさまは、見ている女子からすればなんて贅沢なシチュエーションなのだろうか。自分が女子ならキュン死してしまうこと請け合いだ。


女性陣も豪華だ。「恋愛も結婚もしたくない女」桐山に中村アンはドラマの雰囲気にひとつ華を添えてくれる存在。「効率よく結婚したい女」牧瀬の岸井ゆきのはここ数年でガンガン知名度を上げている注目の女優。身長は小さいが大きな存在感を放っている。「SICKS」のつばめちゃん、と言えばピンと来る人もいるのではないか。あの時同人誌作家のマユを演じていたのは誰だったっけ。えーと思い出せない。


……もう勘弁してくれ!  限界だ!……      妻は!子供たちは無事か!……

      ………こんなことをして何になる!   ……もうどうしようもないだろ……


現在ドラマは4話まで放送。毎回西内と山村がなんやかんやキスしていてオッサンは赤面しきりであるが、二人の熱演につい見ているこちらも力が入るというもの。コメディリリーフの三上(沢村一樹)がドラマのテンポを軽くしているのもマル。そして西内の最大のライバルになるのが高岡早紀演じる女優桜木夕子。実は名波と以前に不倫経験があり、現在の関係は清算されているものの、何かにつけてちょっかいを出してくる様子は今後必ず一波乱ある予感。第5話の予告では高梨(西内)に直接電話をかけてくるなど、ただ事ではない様子。


そして何よりただ事でなかったのは、第4話のラスト。名波と待ち合わせをしていた高梨は神谷にタクシーで送られることに。帰り際に強引にキスされてしまい、それを名波が目撃するという展開。第3話で予告されていたように衝撃のラストだった。第5話以降もこのような怒涛の展開が続くと思うと、これはもう目が離せない!!!


これを読んで続きが気になったアナタは、今からでも間に合うので是非ともドラマを見てほしい。こんな面白いドラマの視聴率がなぜ低いのか自分には理解できない。見もせずに批判する輩が多い昨今、しっかりと見てから批判しろと言いたい。来週も必見!

















………これでもういいだろ。俺はある大きな組織Fに脅されて妻子のためにブログで魂を売ったのだ。家族が無事であればそれでいい。自分にウソをついてまでクソも面白くないドラマを褒める。これは自分にとって本当に辛いことだった。しかし本当に辛かったのは、面白くないドラマを褒めるために無理やり良い点を探そうとしたが、本当に良い点が見つからなかったことだ。ドラマの内容にウソはつけない。そこは最低限の自分の矜持だ。となればもうテキトーに、本当にテキトーに褒めるしかないじゃないか。それが何よりつらかった。これでもう自分はブログを引退する。今まで読んでくれた皆さん、ありがとう。



















という状況にならない限り、本当に褒めるところのないドラマ「突然ですが、明日結婚します」。「もし自分がこのドラマを褒めるとしたら、どういう状況に追い込まれたときか」と想像しながら書いてみました。ちなみに上記の文章で正しいのはドラマの役名とストーリーと、岸井ゆきのに対する今後の期待(このドラマにおける期待ではない)と「自分がちゃんと4話まで見たという事実」だけです。私ハトヤは37でもないし妻子もおりません。